鳥栖 剛[執筆] 8:30

米国の税関による「免税措置(デミニミス)待遇の停止」に伴い国内の配送キャリアの海外発送商品に影響が出ている。

佐川急便は「飛脚グローバルポスト便」を一時停止、ヤマト運輸は「国際宅急便」を継続発送する。

「飛脚グローバルポスト便」は、預かった荷物を佐川急便が差出人として郵便局へ差し出し、世界120以上の国・地域へEMS(国際スピード郵便)の配送網で届ける配送サービス。8月27日以降、郵便局へ差し出される米国宛てEMS(物品)について、「消費を目的とした販売品」「個人間の贈答品で、内容品価格が100ドルを超えるもの」の引き受けが一時停止される。 この影響で、佐川急便の「飛脚グローバルポスト便」も米国宛ての発送を一時停止。該当する荷物は8月26日から当面の間、「飛脚グローバルポスト便」での発送を承れないとしている。なお書類のほか、個人間の贈答品で内容品価格が100ドル以下の荷物については、引き受けを継続するとしている。

佐川急便は代替サービスとして「飛脚国際宅配便」、「SAGAWAの海外通販まるごとサポート」を案内。いずれも、米国税関の規制に準拠した対応が可能としている。

ヤマト運輸が提供する「国際宅急便」は、引き続き米国向け貨物の発送を受け付ける。ただ、「すべての輸入貨物に対して、品物の輸入金額に関わらず、関税および消費税が課される」「米国側で発生する関税等諸費用は荷受人の負担になる」などの留意事項を確認してほしいと呼びかけている。

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