「ストア・エキスプレス」の店研創意、事業拡大に伴い本社移転。オフィス事業のコンセプトショールームとしての機能を両立

店研創意は20205年1月に創業50周年となった。移転後の延床面積は旧オフィスの1.5倍に拡大。快適な動線とデザイン性を両立し、社員のエンゲージメント向上と創造性の醸成を図る

大嶋 喜子[執筆]

10月17日 6:30

店舗の什器・備品製造販売大手の「ストア・エキスプレス」を運営する店研創意はこのほど、東京本社を新宿「モノリス」に移転した。オフィス領域の事業拡大と従業員数の増加が理由という。

店研創意は2025年6月、設計施工および物販領域を含むオフィス事業へ本格参入。新本社オフィスは店研創意のノウハウを結集し、オフィス事業のコンセプトを具現化するショールームとして設計したという。

延床面積は1.5倍に拡大

新オフィスは延床面積約580平方メートル(約175坪)で、旧オフィスから1.5倍に拡大した。座席は75~80席を配置、会議室は5室、ミーティングエリアは4区画。多様な働き方に対応可能なゾーニングや、コミュニケーションを促進する動線を設計している。

オフィス内には、自席以外で作業ができる個人用ブースや完全個室ブースを新設。休憩・打ち合わせ・イベント利用ができる「Lounge」には大型モニターを設置しており、大阪本社や全国拠点とのオンラインコミュニケーションツールとしても活用する。

新オフィスの特長
新オフィスの特長

エントランス兼エキシビジョンエリアでは、店研創意の企業ビジョンを表現した大画面グラフィックを掲出。新商品やプロモーション商品を展示し、社外ブランディングと情報発信の拠点とするという。

エントランス兼エキシビジョンエリア
エントランス兼エキシビジョンエリア

執務エリアではオリジナル家具や100%子会社の家具ブランド「ENEN(エネン)」の製品を配置し、快適な動線とデザイン性を追及している。社員のエンゲージメント向上と創造性の醸成を図る。

執務エリアの例
執務エリアの例

移転リニューアルの背景

店研創意では事業拡大や業績の伸長に伴い従業員数が増加。旧オフィスでは、会議室、打ち合わせスペース、集中ブース、リラックスエリアといった用途別エリアや、商材の展示・収納スペースが十分に確保できず、従業員動線も課題となっていたという。さらなる事業成長と顧客価値向上を実現するため、オフィス環境を根本から改善し、面積拡大とレイアウト最適化を図る移転リニューアルを決めた。

新本社の概要

  • 所在地:東京都新宿区西新宿2-3-1 新宿モノリス 16F
  • 延床面積:約580平方メートル(約175坪)
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