「TikTok Shop」の流通総額は1年で約500億円規模へ。上位カテゴリは「家電・ガジェット」「美容家電・コスメ」「アパレル」

TikTokを中心としたショートムービー領域で広告代理店事業・プロダクション事業を展開するstudio15は、「TikTok Shop」に関する日本市場動向調査レポートを発表した。
2025年7〜9月の3か月間における売上推移やカテゴリ別シェア、上位セラーの傾向などを分析、日本における「TikTok Shop」のローンチ後1年の市場規模を約500億円と予測した。数値は第3者ツールなどのデータを元にstudio15が独自に推計した。
ローンチからわずか3か月間で、「TikTok Shop」の流通額は約30億円に達し、ローンチ後1年(2025年7月〜2026年6月)の市場規模は約500億円(累計)になると予測した。8月の月間流通額は10億円を突破、9月28日には1日で約1億円の流通額を記録したという。数値は2025年7月~9月のデータ、米国の市場推移を掛け合わせて算出した。

主要カテゴリとセラー構成について、流通額の80%以上は「家電・ガジェット」(23.7%)、「美容家電・コスメ」(22.4%)、「アパレル」(20.2%)の3カテゴリが占めた。また、上位50社における日本セラーの割合は約34%で、海外勢が優勢という。

成功しているセラーの多くは、LIVE配信や広告プロダクト「GMV Max」などを実施し、ROAS(広告費用対効果)の最適化と効率的な販促を実現しているという。

調査概要
- 調査対象者:TikTok Shopアカウント、TikTok Shopに関連するコンテンツ
- 調査エリア:日本
- 調査ツール:Kalodata
- 調査期間:2025年7月1日〜9月30日
- ショップ数:6738
- アカウント(クリエイター)数:2万3760
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