BEENOSグループ、Shopeeに直営店「Haul.jp」を出店。現地消費者向けに越境販売開始
BEENOSの連結子会社BeeCruiseは10月29日、台湾最大規模のECプラットフォーム「Shopee」に直営コンセプトショップ「Haul.jp」を出店した。
台風などの自然災害が多く高温多湿な台湾に向けて、日本の知見を生かした防災用品、高機能な便利グッズ、衛生グッズなど、現地の困りごとを解決するライフスタイル商品をBeeCruiseが厳選して販売する。出品から販促、国際配送、カスタマー対応はBEENOSグループが手がける。

販売する防災用品は、非常食、非常灯、簡易トイレ、非常用スリッパなど。衛生用品は、携帯ウォシュレット、機能性タオルなど。便利グッズとしては、機能性バッグなど。
これら日本発の商品は、BEENOSグループが運営する越境ECの代理購入サービス「Buyee(バイイー)」でも購入されていることから、台湾においても購入需要が見込まれるという。まずは台湾の「Shopee」で販売を開始し、今後は他地域の主要ECモールにも順次出店を予定している。
これまでBeeCruiseは、海外ECモール出店支援などのサービスを通じて日本企業の台湾進出を支援してきた。BEENOSによると、「Buyee」において台湾は常に売上比率の高い地域という。より深く現地需要を検証するため、「Shopee」に自社でセレクトした商品を販売するコンセプトショップの出店を決めた。
2025年5月からLINEヤフーが連結子会社化
BEENOSはLINEヤフーの完全子会社。LINEヤフーがBEENOSの全株式を約540億円で買収した。株式公開買付(TOB)を実施し5月7日に終了。BEENOSは2025年8月に上場廃止している。
LINEヤフーはBEENOSの完全子会社化により、越境ECを中心とした新事業の強化を進めている。2026年3月期からは、BEENOSが展開するリユースサービスを「リユース事業」に追加。これによって、リユース事業は「BEENOS」「Yahoo!オークション」「Yahoo!フリマ」「ZOZOUSED」によって構成されている。
LINEヤフーが発表した2025年4-6月期(第1四半期)業績によると、eコマース取扱高は前年同期比6.8%増の1兆951億円。このうち、国内リユースは同3.4%増の2548億円だった。
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