ほぼ日が米国子会社を設立

「ほぼ日手帳」の北中米での売上高は20億円に迫り、「ほぼ日手帳」全体の売上の1/3超を占めているという。成長市場である北米エリアでのさらなる事業拡大を目指し米国子会社の設立を決めた。

鳥栖 剛[執筆]

10月30日 9:00

ほぼ日は10月22日、米国子会社を設立すると発表した。会社設立日は11月、事業開始は2026年1月を予定している。

ほぼ日の海外売上高は伸長しており、2025年8月期における海外売上高は前期比19.6%増の30億7200万円。「ほぼ日手帳」における海外売上高の構成比は同0.5ポイント増の52.5%だった。「ほぼ日手帳」の北中米での売上高は20億円に迫り、「ほぼ日手帳」全体の売上の1/3超を占めているという。成長市場である北米エリアでのさらなる事業拡大をめざし、米国子会社の設立を決めた。

新会社の名称は「Hobonichi Inc.」、代表は糸井重里氏が務める。資本金は未定で決算月は8月。ほぼ日が100%出資する。

ほぼ日の2025年8月期売上高は前期比15.2%増の86億7700万円。営業利益は同12.7%増の6億1600万円、経常利益は同19.7%増の6億5100万円、当期純利益は同12.3%増の4億4800万円。

2026年8月期の業績予想は、売上高は過去最高となる前期比9.5%増の95億円を計画。営業利益は同10.2%増の6億8000万円、経常利益は同4.4%増の6億8000万円、当期純利益は同7.1%増の4億8000万円。

海外展開に関する今期の取り組みとして、2025年内に「ほぼ日手帳アプリ」のグローバル版をリリース予定としている。

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