中川 昌俊 2015/5/7 14:15

ヤフーは5月1日、2015年3月期業績を発表し、同年1~3月期における「Yahoo!ショッピング」の流通額が前年同期比で、マイナスになったと発表した。2013年10月の「eコマース革命」により、出店手数料を無料化、消費者向けにもポイントキャンペーンを積極的に展開して流通額を伸ばしてきたものの、昨年の消費税増税前の特需の反動で「eコマース革命」以降、流通総額は初めてのマイナスとなった。

1~3月期のショッピング関連事業の取扱高(ショッピングのほかトラベル、デジタルコンテンツ、LOHACOなどの流通額含む)は、前年同期比0.8%減の961億円。

「Yahoo!ショッピング」では、3月から「Yahoo!プレミアム」会員向けにポイントの付与率を5倍にするキャンペーンや「買い回りキャンペーン」を行うなど、積極的なポイントキャンペーンを実施してきたが、消費増税の特需を超えることはできなかった。

ただ、訪問者数に対する購入者の比率は高まっているという。新戦略の成果として買い手の増加効果が表れてきているとしている。また、「Yahoo!プレミアム」会員に対するキャンペーンにより、会員の購入額が前年同月比で19.2%増になるなど、売り場の活性化につながっているとしている。

「Yahoo!ショッピング」のストア数は3月末時点で28万2537店舗で、2014年12月と比べ3万8641店舗増加。「eコマース革命」以降、これまで3か月間の店舗数の伸びは約4万~5万店となっており、出店者数が順調に増加している。

コンバージョン率が向上し、買い手が増えてきたため、今後の取扱高の増加を見込む
(出典はヤフーの決算説明会資料)
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