男性ファッションEC「MAYHEM」運営のワールドコンクエストが破産
「MAYHEM」はキャバクラ嬢ドレスECのAngel Rが引き継いだ
男性向けファッション通販サイト「MAYHEM」運営のワールドコンクエストが6月8日、東京地裁から破産開始決定を受けたことがわかった。負債額は不明。EC、店舗とも売り上げが減少しており、業績回復の見通しが立たないため事業継続を断念した。
ワールドコンクエストは男性ファッション誌「men’s egg」の元カリスマモデルだった代表が2001年に設立。渋谷系と呼ばれる16~25歳の男性を対象にオリジナル商品を主にネットで販売していた。
ECサイト「MAYHEM」のほか、複数のブランドでECサイトを展開。渋谷、札幌に旗艦店を展開し、実店舗で「men’s egg」モデルなどを招いたイベントを数多く開催していた。
ピークとなる2009年6月の売上高は約21億2800万円を計上したものの、渋谷系ファッションの低迷とともに売り上げが減少。2014年6月期の売上高は8億2700万円に落ち込んでいたという。
主力ECサイト「MAYHEM」と渋谷の実店舗は2015年6月1日に、キャバクラ嬢ドレスなどを販売するAngel Rが引き継いでいる。一方、同社運営のECサイト「BUBBLY」や「ACCEL-SPUNKY」では現在、電話回線にトラブルがあると表示をしているものの、TOPページは表示される状況となっている。
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