EC機能を強化した電子カタログサービス「Wisebook5」をリリース、コベック
iOSやAndroidなどモバイル端末のブラウザでも閲覧可能になった
コベックは9月3日、電子カタログを自社で作成し、配信できる電子カタログサービス「Wisebook」の最新バージョン「Wisebook5」の提供を開始した。新バージョンは、ページ内に掲載している商品のECサイトへダイレクトに遷移できる機能、品名、品番、価格の条件で必要な商品ページを探し出せる機能など、ECに特化した機能を搭載。カタログを制作している通販企業などへの利用を促進していく。
新たにリリースした「Wisebook 5」はそのほか、紙の本を読んでいるようなリアルな表現が可能になる「ページめくり」機能を追加。PCのブラウザだけでなく、iOSやAndroidといったモバイル端末のブラウザでもカタログの閲覧ができるようにした。
ビューアを閲覧している際のレスポンスの良さをさらに向上させたとしている。
HDD容量は1GBから、価格は初期費用で5万円、月額費用は5000円から(価格はいずれも税別)。
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スマホなどの利用が増えてきた現在、個人的にはこうした電子カタログサービスが息を吹き返すのではないかと考えている。
というのも、現状ではEC企業のプッシュツールといえばメルマガが主流となっている。HTMLメールといえども、デザイン的にはまだまだ洗練されているとは正直言えず、カタログの方が情報が集約されていて、見やすい。
こうした電子カタログがメルマガに変わって送られてくるようになれば、スマホなどで見たいと思うし、いい商品があればそれ経由で買いたいとも思う。
電子カタログというと、通販業界では一昔前に盛り上がったものの、普及せずに終わったサービスという印象が強い。今こそ見直すべき時期に来ているのかもしれない。