サンワカンパニーと良品計画、共同開発商品を6月に発売、今後の協業は未定

建築資材のEC大手、サンワカンパニーは良品計画と共同開発したキッチンを、6月から共同で販売する。サンワカンパニーはECサイトと店舗、良品計画は店舗で現在展開する予定。良品計画のECサイトでの販売は未定としている。良品計画の「無印良品」と同じ素材を使用したシステムキッチンなどを開発、それぞれのユーザーに訴求する。

今回共同開発したのは3種類のキッチン。種類ごとに価格帯は異なり、11万5650円～38万1300円、8万9000円～12万円、24万2000円～58万2000円（すべて税込）。サンワカンパニーがこれまで培った販売ノウハウと、良品計画の企画を組み合わせたキッチンになっているという。

基準となる寸法を「無印良品」のユニットシェルフに合わせたシリーズのほか、ダイニングテーブルと同じ素材を使用したシステムキッチンなど、さまざまなライフスタイルに対応できるとしている。

共同開発商品を購入すると、サンワカンパニーと良品計画がそれぞれ契約している事業者が取り付けなどを行う。販売価格には取り付け費用などは含まれていない。

良品計画が運営するECサイトでの販売は現在のところ未定で、今後の共同開発も検討中としている。

サンワカンパニーは建築資材のEC大手。1979年8月に建築資材の輸入販売会社として前身の「三輪」を設立。2000年3月にECを始めた。現在の社名に変更したのは2008年。国内外のメーカーから、タイル、フローリング、ウッドデッキなどの建築資材を仕入れ、ECやカタログを通じて設計事務所、工務店、施主などが商品を購入している。昨年9月、東証マザーズに株式を上場した。