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和服のECなどを手掛ける鎌倉三衣は5月29日から、職人が手作業で試験開発した作務衣の製品化資金の一部を、クラウドファンディングで募集する取り組みを始めた。目標額は45万円。調達資金は商品生産など運営資金に投じる。

本格生産を目指すのは、綿生地「和布」を職人の手作業によって天然草木染めを施した「天然草木染和布<作務衣>」。試作開発は終えており、資金調達が成功した後、本格販売を始める。「天然草木染和布<作務衣>」は上着が1万8000円、下着1万5000円、上下セット3万3000円で販売する予定。上下セットが入るポーチバック6500円、小さい風呂敷も3500円で展開する。すべて税別価格。

「天然草木染和布<作務衣>」は職人が手作業で生産する

鎌倉三衣がクラウドファンディングを通じて生産する和服は職人の手作り

鎌倉三衣は、鎌倉地域をよくするためのアイデアを支援する鎌倉市限定のクラウドファンディング「iikuni」(運営はカマコンバレー有限責任事業組合)を利用し、製品化に向けた資金を調達する。プロジェクト名は「手仕事の草木染め作務衣を着て、建長寺で坐禅をしよう!プロジェクト」で、募集期間は2014年5月29日から7月30日まで。

募集プランは出資金額に応じて11パターンに分類。最少募集金額は3000円で、最も高い価格は15万円。1万1000円以上のプランに出資した人に対しは、作務衣を着用し寺で座禅を体験する機会を提供する。最少金額のプランでは、草木染和布グッズ、パンフレット、トークショー招待を提供。8000円以上からは新商品の「天然草木染和布<作務衣>」などをリターンとして供給する。

クラウドファンディングを通じて資金調達が成功した後、新商品は2014年9月に発売する予定。自社ECサイトによる直接販売の他、市内・都内各所のセレクトショップなどで販売を行う。2014年末までに200着の販売を見込む。

「天然草木染和布<作務衣>」

鎌倉三衣が本格生産を目指す「天然草木染和布<作務衣>」
担当編集者のコメント: 

EC業界は価格競争が激しく、ナショナルブランドを取り扱う店舗では熾烈な値下げ競争が繰り広げられている。粗利の低下を招き、最終的に利益を圧迫。倒産や事業縮小、撤退などに追い込まれるケースも少なくない。

特に中小規模のEC企業ではその傾向が顕著で、自社で企画・開発したプライベートブランド製品を販売しようと手を打つ企業も増え始めた。そこでネックになるのが資金だ。自社企画製品が売れる保証はなく、そのための資金調達に悩む経営者は多いだろう。

クラウドファンディングを使った資金調達はEC企業に適しているのかもしれない。自社のファンに新たな商品についての製品化資金を募り、そのリターンとして新製品を提供。最少ロットで生産し、調達資金もその金額に合わせればいい。ファンが企業を支援するという新たなECの経営形態があっても面白い。

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瀧川 正実

ネットショップ担当者フォーラム編集部 編集長

通販・ECに関する業界新聞の編集記者、EC支援会社で新規事業の立ち上げなどに携わり、現在に至る。EC業界に関わること約13年。日々勉強中。

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