訪日外国人客を日本酒ファンへ、リカー・イノベーションが日本文化の体験提供を開始
日本酒好きなファンを体験事業の提供を通じて増やしていく――。日本酒のECや店舗事業を手がけるリカー・イノベーションはこのほど、訪日外国人や滞在している外国人向けに、日本酒を通じた日本文化の体験を提供するサービス提供を始めた。
海外に向け日本酒マーケットを拡大するのが目的。多くの外国人が日本酒を楽しみ、知る機会を提供、日本酒ファンを増やしていく。
池袋・浅草・渋谷に構えた店舗「KURAND SAKE MARKET(クランドサケマーケット)」で、「日本酒100種類の飲み比べし放題プラン」、利酒レッスンの提供を始めた。
酒蔵での就業経験があるネイティブ外国人による独自のインバウンド向けメニューを作成。日本酒の味わいの指標となる11タイプのアイコンや色別のタグを作り、好みの味わいを選ぶ基準を設けた。日本語がわからない外国人でも、好みの日本酒に出会うことができるという。
日本酒を巡っては、海外への日本酒輸出額が過去最高を記録。外国人観光客は2014年に対前年比29.4%増の1341万人となり増加し続けている。米国や英国では「和食」が普及しており、海外での日本酒需要が急速に高まっているという。
集客面は訪日外国人向けツアー会社、アクティビティ予約ポータルサイトと提携し、海外に情報を発信していく。
一方、地方の観光ニーズも高まっており、日本各地の蔵元ツアーを中心とした地方ツアーの醸成や送客支援にも取り組む。訪日外国人による地域活性化の実現につなげる。
外国人の来店増加に備え、酒蔵での就業経験があるネイティブ外国人による独自のインバウンド向けメニューを作成。日本酒の味わいの指標となる11タイプのアイコンや色別のタグを作り、好みの味わいを選ぶ基準を設けた。日本語がわからない外国人でも、好みの日本酒に出会うことができるという。