中川 昌俊 2016/4/15 6:30

楽天は不動産・住宅情報サイト「HOME'S‎」を運営するネクストや日本賃貸住宅管理協会(日管協)から空き家情報を提供してもらい、不正注文対策を強化する。不正注文の受取先として空き家が利用されているケースが多い。空き家情報を活用することで、不正注文かどうかを判断できるようにする。

4月13日に投資家やアナリストなどを招いて開催したセミナー「安心・安全の取り組み」で明らかにした。

「楽天市場」で不正注文などの対策を担当する塩原聡事業運営室室長は「連携により、一時的には大きな効果が出るのではないか。ただ、犯罪者は常に新しいやり方を模索しているので、これによって完全に不正注文をなくすことはできない。国として不正対策に取り組んでいく必要がある」と話した。

楽天は2014年から、「プレミアムモール」として安心して商品を購入できる売り場にするため、サイト内の表示適正化やコピーサイト対策、偽物対策など様々な取り組みを実施。

不正注文に対しても、パトロールのほかデータ活用で不正注文をストップする仕組みをブラッシュアップしている。2015年は約72億円分の不正注文をストップさせたという。

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