EC利用に不安を感じる人は59%、ネットプロテクションズ調査
一昨年の調査から13.1%増加、コピーサイト横行報道などの影響か
後払い決済提供のネットプロテクションズは6月23日、「インターネットショッピングに関する意識調査」の調査結果を発表した。インターネットショッピングを利用する際に不安を感じるという人の割合は59.0%で、一昨年比で13.1ポイント増加している。
同調査は、最近6カ月以内にインターネットショッピングを利用した20代以上の2064人を対象として4月25日~26日に実施。同社は2010年から隔年で同調査を実施しており、今回で3回目となる。
ネットショッピングに不安を感じていると回答した人にその理由を聞いたところ、最も多かった理由は「クレジットカード情報が流出する可能性」。2位には「個人情報が流出する可能性」、3位には「代金を振り込んだにもかかわらず、商品が届かないかもしれない」が挙がった。2012年に行った調査時と項目、割合ともに変化はない。
ネットプロテクションズでは「最近、再びECサイトから個人情報が流出したというニュースが増えているほか、中国人による偽サイトの運営が増えているという報道の影響で、不安が高まっているのではないか」(広報担当者)としている。
また、トラブル回避のために73.1%の人が対策を行っているという。具体的な対策は「購入者の口コミを確認する」(51.1%)、「サイトの安全性表記(SSLなど)を確認する 」(26.4%)、「クレジットカードでの決済を控える」(14.4%)となっている。
不安が高まっていることにより、商品受け取り後に代金を支払うことができる「後払い決済」を利用したいというニーズも高まっているとしている。
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