中国EC向け流通業者に追加出資、顧客企業の中国でのEC販売を促進、トランスコスモス
トランスコスモスの出資比率はこれまでの26.3%から39.9%に
トランスコスモスは6月20日、中国でコスメ・パーソナルケア・食品EC向けに流通事業を手がける優趣匯(上海)供応鏈管理(UNQ)に追加出資し、資本・業務提携を強化することで合意したと発表した。出資比率をこれまでの26.3%から39.9%に増やす。
追加出資でUNQとの関係を強め、トランスコスモスの顧客である日本企業の商品を、中国のEC事業者を通じて販売するモデルを推進する。
UNQは、資生堂、コーセー、サンスター、ユニチャーム、カルビーなど日本ブランドを中心にしたEC向け流通事業者。ブランドや販売会社からEC販売代理権を取得し、中国のさまざまなEC事業者に卸・販売促進を手がける。
EC向けの化粧品/パーソナルケア、食品流通事業者としては中国で最大規模。2020年の売上額は600億円を上回る計画。
トランスコスモスはUNQと2015年3月に資本・業務提携。これまで大きな実績が生まれているようで、連携強化で中国EC市場での顧客企業の商品の流通を促進する。
トランスコスモスは、グローバルECワンストップサービスに力を入れている。中国や東南アジア、欧州、米国など各国に対応。EC進出アウトソーシングサービスのほか、現地有力モールへの出店サービス、越境EC、商品仕入販売、商品ディストリビューションなど、企業のニーズに合わせて提案している(参考記事)。
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