ヤフーが検索結果ページで商品条件の絞込を表示。「Yahoo!ショッピング」への誘導強化
ヤフーは検索結果ページの表示をこのほど変更し、ショッピングに関連するワードが検索された場合、検索結果ページの最上部で商品条件の絞り込みが行えるようにし、「Yahoo!ショッピング」への誘導強化するデザインに変更した。
検索結果ページで検索ワードに適した商品の条件検索をできるようにすることで、購入ニーズを抱えるユーザーを「Yahoo!ショッピング」に誘導。コンバージョン率の向上につなげる狙いがありそうだ。
たとえば、「お米」と検索した場合、品種や重さ、産地などで商品を探索することが可能。また、「掃除機」と検索した場合、メーカーで選べるほか、スティック掃除機、ロボット掃除機などのタイプ、サイクロン式、紙パック式などで選べるようになっている。
「パンプス」と検索した場合は、デザイン、ヒール、素材、キーワードで探すことが可能。検索されたワードによって最適な条件の絞り込みができるようになっている。
SEOサービスを展開するso.laの辻正浩社長によると、今回の変更があったのは7月12日~15日の間としている。
「Yahoo!ショッピング」では、流入数に対してコンバージョン率が他モールに比べて低いと言われている。2015年3月に開催した「Yahoo!ショッピング Best Store Awards2015」では、こうした状況を踏まえ、ヤフーの執行役員でショッピングカンパニー長の小澤隆生氏が、検索からの流入を強化することを明言していた(参考記事)。
ヤフーは今回の変更について次のようにコメントしている。
検索サービスをご利用いただいているユーザーのみなさまに対し、より便利にお使いいただくために実施しているもので、基本的には新しい表示方式。ただし、ユーザーの利便性向上を目的とした各種の施策につきましては、一部ユーザーのみに掲出する形態のテストも含め、以前から実施しており、今後も本表示形式の変更、調整含めて適宜検討していく見込みです。
従来、ヤフーでショッピングに関連したワードで検索した場合、該当する「Yahoo!ショッピング」内で販売されている商品が画像とともに10商品ほど表示される形式となっていた。