瀧川 正実 2016/11/15 7:00

ネット通販各社による大規模セールが行われた中国の「独身の日」商戦。1207億元(日本円ベースでは約1兆8708億円)の流通総額(GMV)を記録した中国EC最大手、阿里巴巴集団(アリババグループ)によると、国別の売れ行きで日本が1位となった(2015年は2位)。

売れ行きはアリババのプラットフォームを通じて中国向けECを行う海外企業による流通総額。2015年に1位だった米国は2位に。3位以降は韓国、オーストラリア、ドイツとなっている。

2016年に実施したアリババグループの「独身の日」イベントには、10万社以上が参加(2015年は4万社)。そのうち海外企業は1万1000社以上。

なお、流通総額の伸び率は2015年比で32%増。2015年の伸長率は60%増だった。

「独身の日」の主なトピックは次の通り。

  • モバイルデバイス取引の流通総額が989億7000万元(146億ドル)で、全体の82.07%
  • 全体の決済処理件数は約10億4000万件
  • 物流関連会社ツァイニャオサプライチェーンマネージメント社が処理した配送件数は6億5700万個
  • 関連事業のオンライン決済サービス「Alipay(支付宝)」を通じて決済処理された取引は10億4000万
  • 235か国から注文があった
  • 全体購入者の37%が海外製品を購入した

アリババの「独身の日」で最も売った国は? 日本が米国を抜いて1位に、2015年に1位だった米国は2位、3位以降は韓国、オーストラリア、ドイツ

中国向けECの流通総額トップ5について(上が国別、左下は米国ブランド、右下がヨーロッパのブランド)
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