中川 昌俊 2016/11/14 10:00

CROOZが11月11日に発表した2016年7~9月期(第2四半期)におけるコマース事業の売上高は、前期比31.5%増の47億2800万円だった。継続的にテレビCMを展開するなどプロモーションを強化。物流面では注文から24時間以内に配送する地域を拡大したことなどから売上増につながっている。

CROOZのECサイト「SHOPLIST.com by CROOZ」は、複数のブランドが出店するモール形式をとっているが、全取扱商品の仕入れ販売を行っているため、流通額=売上高となる。

「Right-on」や「F.O.Online Store」など新たに出店するブランドが増えたことで、新規ユーザーの獲得に貢献。また、当日配送の対象地域を関東1都7県に拡大したことも売り上げ拡大を後押しした。

なお、2016年7~9月期は2015年10~12月期の売上高を更新し、四半期ベースで過去最高の売上高となった。

コマース事業の四半期売上高の推移

CROOZは2016年10月、主力のゲーム事業を売却し、成長著しいファストファッションECサイト「SHOPLIST」に経営資源を集中させる方針を発表した。

確実性の低いゲーム事業を売却し、その売却益を「SHOPLIST」強化の投資に充て、継続的な企業価値向上につなげていくことが狙い。

決算説明会ではこうした方針について説明し、「SHOPLIST」の中長期目標も公開。現在、年間ユニーク購入者数は約130万人となっているが、これを500万人まで拡大させ、1人あたりの年間購入回数を現在の2.56回から4回に増やす。

年間購入金額も現在の約1万3000円から2万円にまで拡大するとしている。

CROOZの中長期目標
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