ネットショップ担当者フォーラム編集部 2017/3/1 8:00
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オムニチャネル対応に関し、「低コストで運用したい」「膨大な開発作業は避けたい」という事業者のニーズに対応するASPのプラットフォームが注目を集めている。フューチャーショップのオムニチャネル対応ECサイト構築プラットフォーム「FutureShop2X」はASPで提供。低コスト運用、運用負担を軽減しながらオムニチャネル対応をサポートする。ファッション企業を中心に導入が進んでいる「FutureShop2X」の魅力とは?

新規会員5倍増の事例

実店舗を数十店舗展開するwcloset(ダブルクローゼット)は今年3月、オムニチャネルコマースに着手。オムニチャネル対応として「FutureShop2X」を活用する。「ダブルクローゼット」は、運用開始5か月間で驚くべき数字を記録した。

  • 新規会員獲得数 15年3~7月比で5倍以上
  • 自社EC売上 15年3~7月比で14.5%増
  • 新規会員の87.2%がアプリ経由
  • 5か月間の平均購入金額 店頭とEC両方は、店頭の2.2倍・ECのみの3倍
  • 5か月間の購入回数 店頭とEC両方は、EC・店頭のみの2.2~2.6倍

導入後、実店舗もECも売り上げが前年同期比で1割以上伸びている。店頭レジの前でスタッフがECへの誘導を促進するほど実店舗の売り上げも伸びる傾向があり、その大きな役割を果たしているのがアプリ。ダウンロードしてもらうことでコンテンツなどを閲覧してもらえるようになり、店頭への再訪問にもつながっている。(フューチャーショップの戸田尚樹氏)

月額15万からオムニチャネル対応できるASP

「カスタマイズ不要で簡単に導入し、オムニチャネルに対応できるASPのプラットフォームはめずらしいはずです」。こう語るのは「FutureShop2X」の営業を担当するフューチャーショップの戸田尚樹氏。

ECサイトと実店舗のデータ統合・一元管理(顧客情報、ポイントなど)、POS連携などの機能を備えて月額15万円から利用できるのが特徴。

オムニチャネル対応の最も大きなハードルになるのが実店舗とECサイトのPOS連携。「FutureShop2X」は主要なPOSシステム(東芝テック、富士通、NCR、スマレジなど)に対応するなど、対応POSを増やしている。

オムニチャネル対応でPOS連携は当たり前。それを踏まえ「お客さまが何をどのように買っているのかといったデータの検証や、ロイヤルティマーケティングをしないといけない」と戸田氏は説明する。

「FutureShop2X」はECサイトと店舗の顧客情報を一元管理、ポイント統合の機能を標準搭載。実店舗の情報も加えて、

  • 会員ステージ機能
  • レコメンド機能
  • 実店舗在庫の表示機能

など、ブランド価値を引き上げるさまざまな機能を実装。ECと実店舗のマーケティングを手軽に始めることができる。

LINE連携など開発作業不要で最新トレンドにも対応可能

多様化するトレンドや消費行動への対応は、基本的にはフューチャーショップ側で行うため自社で開発する必要はない。

たとえばLINE連携。LINEの「Official Web App」に対応しており、自社EC会員のIDとLINEのアカウントを連携することが可能。

「メッセージのセグメント配信」「自社ECでもLINEアカウントでログイン」など、LINEを利用したOne to Oneマーケティングも簡単に活用することができる。

トレンドやデジタルマーケティングの変化に素早く、低コストで対応できるのはASPシステムを導入する大きなメリットだ。

戸田氏はこう話す。「LINEは日々使うので、お客さまとのコミュニケーションツールとして強力。さらに『あなただけ』のメッセージが送れるとなるとECにも実店舗にも多大なメリットがある。お客さまとの1対1の関係性を深めてさらなるファン化を促進できる」

単なるECサイトと店舗の連動ではなく、データを活用したマーケティングに利用できる機能が豊富なことが「Future Shop2X」の特徴と言えるだろう。

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