スタートトゥデイの送料有料化は「大きな影響は出ていない」
送料負担を回避するために購入額を5000円以上に調整する購買行動は見受けられなくなったという
スタートトゥデイは1月31日、ファッション通販サイト「ZOZOTOWN」の送料を2017年11月から一律200円に変更したことによる利用者の購買行動への影響について、「総じて大きな影響は出ていない」と説明した。2017年10~12月期(第3四半期)の決算説明会で質問に答えた。
「ZOZOTOWN」の送料は2017年9月末まで、購入代金が4999円(税込)未満では399円(税込)、購入代金が4999円以上で無料だった。
10月1日から23日まで、「ZOZOTOWN」で購入した商品の送料を消費者が決める制度を試験的に実施。買い物客のうち送料をゼロ円に設定した割合は43%、すべての利用者の平均送料は96円だった。その結果を受け、送料を一律200円へと変更した。
送料の変更で、送料負担を回避するために購入額を5000円以上に調整する購買行動は見受けられなくなったとしている。
3Qの取扱高は34%増
2017年4~12月期(第3四半期累計)における「ZOZOTOWN事業」の商品取扱高は、前年同期比34.0%増の1915億200万円。
事業別の内訳は「受託ショップ」は同34.8%増の1800億200万円、「買取ショップ」は同10.9%減の1億2900万円、「ZOZOUSED」は同22.7%増の113億7000万円。
商品取扱高が拡大した要因として、①積極的に幅広いジャンルの新規ブランドを出店したこと②決済手段を充実させたこと③ブランドクーポンなどのプロモーションを効率的かつ効果が最大になるよう実施したこと――を上げている。
これは広告です