オルビスがECサイトをリニューアル、ビューティーブランドとしてリブランディングも
化粧品通販のオルビスは10月11日、公式オンラインショップをリニューアルした。利便性を高めるためサイトのデザインや機能を刷新している。
携帯サイト(フィーチャーフォン・ガラケーのサイト)は利用者数の減少を受けてサービスを縮小。2019年秋頃に携帯サイトのサービス提供を終了する。
公式オンラインショップのリニューアルは、オルビスのブランド再構築の一環。
10月23日にブランドロゴ・コーポレートカラーを刷新するほか、今後は会報誌の刷新や、コンセプトショップのオープンを予定している。
オルビスはリブランディングの理由を次のように説明している。
競争が激化している国内化粧品市場において、オルビスは希薄化した独自価値を一から見つめ直し、「自分らしく 前向きに、美しく生きる人々であふれた世界を実現する」ことを使命ととらえ、既成の常識や制約にとらわれない 革新的な事業活動を実行していくことで、お客さまに寄り添い新たな価値を提供するビューティーブランドとして リブランディングを開始します。
新しいブランドロゴは、新ブランドのメッセージである「ここちを美しく。」と、「先進・心地いい・普遍」を表している。
「ここちを美しく。」とは、仕事とプライベートの狭間で、バランスを取りながら頑張っている現代女性に対する、オルビスの姿勢を表しているという。
オルビスは2018年1月、社内体制をチャネル別の組織から機能別の組織へと移行した。10月1日にはリモートワーク制度を導入。フレキシブルで効率的な就業環境を提供し、発想力を高める環境・風土の実現を目指している。
ポーラ・オルビスホールディングスの2017年12月期における連結決算によると、2017年12月期のオルビスの売上高は前期比5.0%減の530億6600万円、営業利益は同19.5%減の90億8000万円だった。
チャネル別の売上構成比は「ネット通販」が46.9%、「その他通販」が25.7%、「店舗・海外」が27.4%。