GAPの「リテールテイメント」、カフェエリア併設の店舗にリニューアル

ギャップジャパンは店内のカフェエリアで「Gapオリジナルコーヒー」を提供するほか、購入した商品をカスタマイズできるサービスも展開する

渡部 和章

2020年3月16日 12:00

ギャップジャパンは3月9日、東京・新宿にある実店舗「Gap新宿フラッグス店」を4月3日にリニューアルオープンすると発表した。店内にカフェエリアを併設し、GAPブランドとしては世界で唯一となる「Gapオリジナルコーヒー」を提供する。

建築設計事務所と組んでブランドの世界観を表現するほか、購入した商品をカスタマイズできるサービス「CUSTOMIZE YOUR STYLE(カスタマイズ ユア スタイル)」も店内で展開する。

カフェエリア「Gap Cafe」では「Gapオリジナルブレンドコーヒー」や、Gapオリジナルのイラストやメッセージが入ったラテアートを提供するという。

ギャップジャパンは東京・新宿にある実店舗「Gap新宿フラッグス店」を4月3日にリニューアルオープンする
リニューアルする「Gap新宿フラッグス店」

建築設計事務所「SUPPOSE DESIGN OFFICE Co.,Ltd.」とパートナーシップを組み、デザインと設計を行った。ブランドを表現するデニム、音楽、カルチャーなどの要素を抽出しながら、日本らしさを融合させた店舗になるとしている。

購入した商品をカスタマイズできる「CUSTOMIZE YOUR STYLE」では、Gap新宿フラッグス店限定のオリジナル刺繍デザインを施すことができるという。

小売店に体験や娯楽などの要素を取り入れることは、小売り(リテール)と娯楽(エンターテイメント)を組み合わせた造語で「リテールテイメント」などと呼ばれている。北米などでは体験や経験を提供する場所としてコンセプトショップを出店する動きもある

Gap店舗運営部シニアディレクターの峰尾大史氏は、Gap新宿フラッグス店のリニューアルについて次のようにコメントしている。

Gapブランドは1969年にデニムとレコードを売るお店として、米国カリフォルニアのサンフランシスコで生まれました。この新しいストアでは、そのカリフォルニアの雰囲気を感じていただける、とても開放感のある明るいフロアデザインとなります。また、Gapのロゴやデニムカラーでもあるインディゴ(藍)を日本らしく表現するため、徳島県の藍(インディゴ)をカフェエリアやレジスペースに配しました。 Gapへお越しくださる多くのお客さまに、お買い物だけでなく、このような特別な空間でのひとときを過ごしていただきたい、という我々の思いとこだわりが凝縮されたストアです。

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