瀧川 正実 2014/10/16 14:29

メガネスーパーはオムニチャネルなどを強化する一環として、他社との業務提携を通じた革新的サービスや商品の開発などを推進する取り組みを始める。メガネスーパーがスポンサーとなり、「眼の領域」における有識者で構成する委員会を中心に業務提携先などを開拓。顧客、医療従事者、アイケア関連の商品やサービスを提供する企業をオフライン・オンライン問わずにつなげる場の構築を目指す。

アイケアサービスの拡充を図っていくための研究所「アイケア研究所」を発足した。シニア・ミドルシニア以上を中心とした600万人の顧客基盤を基に、他社連携などを模索して新たなサービス展開、商品開発を行う。

具体的には、親和性や連携が見込める他社の商品・サービスの活用や研究開発、商品展開を共同で実施。企業向けのBtoBビジネスを拡充し、取引先の拡充、収益源の多様化を図っていく。

メガネスーパーが進めるアイケア構想

外部企業などとの連携を通じてサービス拡充を図る「アイケア研究所構想」のスキーム

こうした取り組みなどを通じ、店舗での小売りに加え、ネットやコールセンターを活用したチャネルを拡充。オフライン(全国約300店)からオンラインにまたがる販売チャネルを組み合わせた顧客接点を実現。メガネスーパーの利便性を高める。

この一環として、メガネスーパーはEC構築パッケージのecbeingと連携。リアル店舗と通販・ECサイトを連動したオムニチャネルを推進するための取り組みを共同で進めている。

他社などとの協業モデルは、来年度末までに5件程度の実行を予定。中期的にはアイケアサービスの先進モデルを構築し、海外展開も進める。

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