商品名検索で購入件数が7倍に増加した事例も、アライドアーキテクツが集客支援の新機能
商品検索名で購入件数が通常比7倍に増加――。生活雑貨などの山忠が運営する通販サイトでは、導入した商品モニターによる体験レビューを通じ、広告出稿時に商品名検索経由で商品購入するユーザーが通常時と比べて7倍に達している。ウェブ広告で認知を広げ、その広告を見たユーザーがその後商品名で検索して山忠のサイトにアクセス。こうした行動を通じ、商品を購入しているケースが増えているようだ。
山忠が導入しているのは、アライドアーキテクツが提供するブログマーケティング支援プラットフォーム「モニプラ ファンブログ」。ファンサイト上で商品モニター募集やアンケート調査などさまざまな「イベント」を実施し、ファンと直接的な交流を行えるのが特徴。同サービスは2008年のリリース以降、メーカーや通販・EC企業など約2000社が利用している。
購入増加をけん引しているのが、10月14日に「モニプラ ファンブログ」へ新たに機能追加した「おためしレビュー」。「イベント」を通じて自社のファンがブログなどに投稿したモニター体験レビューを、商品評価とともに掲載できる機能。
「おためしレビュー」は「モニプラ ファンブログ」のドメイン配下に設置し、ユーザー投稿などでコンテンツが拡充されるためSEO対策に効果的で、検索エンジンの表示順の上位にページを表示することが可能という。「おためしレビュー」経由で商品が売れても、課金はされない。
山忠が運営している通販サイト「温むすび」では、従前からファンサイト上に商品モニターによる体験レビューを掲載。自社が運営する通販サイトへの集客を行っていた。同社の主力商品「冷え対策」グッズのニーズが高まる時期にウェブ広告などを出稿。広告経由で商品を知ったユーザーが、検索エンジンで商品名で検索し、訪問しているという。
検索結果で上位に表示された「モニプラ ファンブログ」上の体験レビューを閲覧。最終的に通販サイトへアクセスし、商品を購入するケースが増えているようだ。
アライドアーキテクツでは、「企業が実施する広告出稿などをきっかけに商品名を知り、指名検索を行ったユーザーを効率的に通販サイトへ誘導、集客・販促に結び付けることが可能」としている。