通販・EC企業の競合がタッグを組み、日本のモノ作り担う「ゲンバ男子」支援プロジェクトが始動
アスクルや工業用間接資材通販最大手のMonotaRO(モノタロウ)、DIYのECを手掛ける大都など民間企業5社が、大阪産業創造館主催の「日本のものづくりを担う若手採用応援プロジェクト」へ参画し、中小製造業界全体のイメージアップや活性化を応援する取り組みを始める。製造業界を支える民間企業がタッグを組み、製造業の現場で活躍する若手男子を意味する「ゲンバ男子」の魅力を発信する。
「日本のものづくりを担う若手採用応援プロジェクト」は、大阪産業創造館が若年層の採用難が深刻化しちえる製造業界のイメージアップを図り、日本経済を支えるモノ作りの担い手を増やすための取り組み。技術の現場で「オトコマエに」活躍する若手社員を紹介する特設サイト「ゲンバ男子」を設けて、情報発信を行っている。
今回のプロジェクトに参画するのは通販・EC業界から、アスクル、モノタロウ、大都の3社。作業用品なども取り扱う3社は競合にもあたるが、今回は「ものづくり業界」のイメージアップなどのためにタッグを組む。他は人材サービスのリクルートジョブズ、アイデム。
アスクルは現場の仕事環境や作業用品などについて、「ゲンバ男子」が本音で語る座談会を実施。「アスクル・インターネットショップ」内に特設コンテンツを開設し、座談会の模様などを発信する。
モノタロウは、2013年9月にサービス提供を始めたホームページ無料作成サービス「ファクトリーブック」を通じ、「日本の製造業を支える男前たちよ、集まれ “イケ技”大募集!」を企画。950社を超える「ファクトリーブック」利用ユーザーのなかから、若手社員の優れた“イケ技”を専用ページで紹介する。
大都は作業着にもこだわる「ゲンバ男子」に向けて、コーディネイトを提案。事業者向けECサイト「モノトス」でコンテンツを配信し、商品をECサイトで購入できるようにする。加えて、「モノトス」内で「ゲンバ男子」を紹介し、コンテストする企画も展開。フェイスブックによる投票形式で、「いいね!」を競い合う。