生鮮食品EC「クックパッドマート」、ローソンでの店頭受取と店舗近郊への宅配サービスをスタート

クックパッドは生鮮食品EC「クックパッドマート」の購入商品をローソン店頭で受け取れるサービスと、ローソン近郊に住むユーザーへの宅配サービスを始めた

瀧川 正実

2020年6月19日 11:00

クックパッドは6月から、生鮮食品EC「クックパッドマート」の購入商品をローソン店頭で受け取れるサービスと、ローソン近郊に住むユーザーへの宅配サービスを始めた。「クックパッドマート」とコンビニエンスストアの連携は初めて。

6月18日から東京都内の「ローソン」3店舗(港一の橋店、世田谷桜新町二丁目店、久が原一丁目店)を商品の受け取り場所として指定する注文受付を開始。店舗内に設置した生鮮宅配ボックス「マートステーション」を通じて商品を受け取る仕組み。

それぞれの店舗内に設置した「マートステーション」から半径2~3km圏内への宅配サービスもスタート。1時間単位で受け取り時間を指定して送料(税抜500円)を支払えば、自宅で商品を受け取ることができる。

クックパッドは、生鮮食品EC「クックパッドマート」の購入商品をローソン店頭で受け取れるサービスと、ローソン近郊に住むユーザーへの宅配サービスを始めた
ローソンと店頭内に設置した生鮮宅配ボックス「マートステーション」

今後、一都三県の「ローソン」「ナチュラルローソン」店舗へ順次設置、店舗受取と宅配サービスの提供を拡大する。「ローソン」「ナチュラルローソン」で販売している一部商品を「クックパッドマート」アプリ上で購入できる取り組みも展開していく。

ローソンと生鮮宅配ボックス「マートステーション」を活用した生鮮食品販売は、生産者の販売する2000品超の生鮮食品、ローソンが店舗販売する生活日用品や酒類、飲料類などもあわせ購入できるようになる。大手スーパーなどの小売店舗でしか実現できなかったワンストップ・ショッピングを実現するとしている。

「クックパッドマート」は精肉店や鮮魚店、パン屋といった地域の販売店や生産者の食材を、オンラインで販売するサービスで、商品を提携店舗の店頭で受け渡すのが特徴。注文した商品は生鮮宅配ボックス「マートステーション」に無料で届け、消費者は好きな時間にピックアップできる。2020年4月から一部地域で自宅への宅配サービス(有料)も始めている。

クックパッドマートは、地域の農家、市場仲卸、商店街の人気店など多様な出店者が販売する新鮮な食材をアプリから注文することができる
「クックパッドマート」のビジネスモデル

 

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