「TikTok」が「2021年よりEC連携を本格的に強化」。「Shopify」と連携し、アプリストアに「TikTokチャンネルアプリ」を公開
ECプラットフォーム「Shopify」を運営するShopify Inc.とショートムービープラットフォーム「TikTok(ティックトック)」は、日本市場での提携を始めた。
「Shopify」アプリストアに「TikTokチャンネルアプリ」を公開。「Shopify」利用企業はこのアプリをインストールすると、「Shopify」のダッシュボード上から「TikTok For Business」の主要機能にアクセス、「TikTok」への広告出稿が可能になる。
「Shopify」の管理画面から「Sales channels(販売チャネル)」→「TikTok」メニューを選択。掲示された手順に従うと「TikTok For Business」アカウントを開設できる。「TikTok For Business」アカウントを開設している企業は、そのアカウントを活用してひも付けすることが可能。
「TikTokチャンネルアプリ」の主な機能は次の通り。
TikTokピクセル
コンバージョンのトラッキングをより迅速かつ簡単に行うことができる機能。ワンクリックでインストールし、接続することが可能。開発者によるセットアップは不要。
TikTokキャンペーンのワンストップで実行
「Shopify」ダッシュボードを離れることなく、「TikTokチャンネルアプリ」内で広告キャンペーンの作成、オーディエンスの設定、パフォーマンスのトラッキングが可能となる。
クリエイティブ制作のサポート
「Shopify」利用事業者が商品画像や動画をアップロードし、自動カスタマイズされたサンプルの中から選択するだけで、「TikTok」ユーザーに適した広告クリエイティブを制作することができる。
ターゲティング機能(Advanced Matching)
「TikTokピクセル」機能で、「TikTok」広告からのコンバージョンを効果的にトラッキング。それをベースにリターゲティングすることも可能となる。
「TikTok For Business」は、2021年よりEC連携を本格的に強化
Shopifyの地域統括マネージングディレクターであるショーン・ブロートン氏と、TikTok For Business Head of Global Business Solutions, Japanの西田真樹氏は今回の連携に関し、以下のようにコメントしている。
ショーン・ブロートン氏のコメント
昨年、2030年に向けたDX(デジタルトランスフォーメーション)のトレンドが10年前倒しとなったことを実感しました。私たちは、eコマースブームの一翼を担う地元に根付いた事業者(マーチャント)が、消費者が好むプラットフォームやチャネルで簡単にそして楽しく交流できることを嬉しく思っています。
西田真樹氏のコメント
「TikTok For Business」は、2021年よりEC連携を本格的に強化していきます。その一環として、昨年の米国での提携に続き、日本においてもShopifyとの提携を開始いたします。
2020年に実施しましたTikTokユーザー白書調査によると、昨今の生活様式の変化に伴い、購買行動は従来のように「認知」「興味」「比較・検討」「購入」というファネルを順に辿るのではなく、「興味」からダイレクトに「購入」へとつながる「興味突破」へシフトしていくと考えられます。
今回、「Shopify」と「TikTok」との提携により、「Shopify」を利用する事業者が「TikTok For Business」のプラットフォームを活用し、新たなオーディエンスとつながることで、更にビジネスを成長させていくためのチャンネルを提供できることを嬉しく思います。