千趣会がオークネットと協業、二次流通サービスを通じてベルメゾン会員向けに新しい価値を提供
千趣会はオークネットと協業し、通販事業「ベルメゾン」の顧客向けに、二次流通(中古品流通)サービスを構築し、新しい価値の提供を試みる。第1弾として、「ベルメゾン」会員を対象とした買い取りサービスのトライアルリリースを予定している。
開始するのは、衣料品を中心としたアイテム(他社製品含む)の買い取りサービス。「ベルメゾン」の顧客接点を生かし、会員の手間を最小限に抑えた形での買い取りサービスを提供する。
オークネットの二次流通の専門ノウハウやリユース・リサイクル流通ネットワークを活用し、買い取ったアイテムを「必要な人のもと」へ再流通させる。
「ベルメゾン」に「買い取り」という新たな顧客接点を生み出す取り組みであると同時に、「1つ1つのモノを丁寧に長く使いたい」「もったいないことはなるべくしたくない」という「ベルメゾン」会員のニーズを捉え、顧客とより深くつながる取り組みにする。
トライアルリリース以降も、顧客への流通先情報のフィードバックによる循環型社会への貢献の可視化、顧客が次に必要とする商品の買い取り情報に基づいたレコメンドなど、発展的な取り組みに順次着手していく予定だ。
オークネットは1985年、世界初のリアルタイム中古車オンラインオークションを開始。中古デジタル機器、中古バイク、ブランド品など、多種多様な領域へと拡張し、二次流通の専門ノウハウや流通ネットワークを蓄積してきた。
千趣会は「ベルメゾン」の展開で独自の顧客基盤を形成。現在、新たな顧客体験や顧客関係性の在り方を継続的に模索している。
二次流通による「顧客関係性強化」の効果に着目した新たな形のサービスを共同開発することで、顧客に対して新しい価値を創造できると判断、千趣会・オークネットで共創していくことを決めた。
※記事初出時、タイトルと本文内の一部で社名に誤りがありました。お詫びして訂正いたします。