スタートトゥデイ、「WEAR」のバーコードスキャンによる商品購入機能を中止
ショールーミング化の起爆剤と期待された「WEAR」のバーコード読み取りによる商品購入機能を中止
スタートトゥデイは4月8日、スマートフォン(スマホ)を利用したファッション情報サービス「WEAR」に搭載したバーコードスキャン機能を、4月30日に中止すると発表した。多くのブランドや商業施設に同サービスを利用してもらうための措置としている。商品バーコードを読み取るとECサイトで購入できるバーコードスキャン機能を巡っては、ショッピング施設や百貨店から、陳列商品の確認後にECサイトで購入するショールーミング化が広がるという反発が広がっていた。
「WEAR」は前澤友作社長の肝入りサービスで、2013年10月に提供を開始。4月3日現在200万ダウンロードを突破し、約250万人以上が利用している。コーディネートレシピ機能、SNS機能などを通じ、コーディネートの参考やショッピングを楽しむアプリとして展開していた。
中止するバーコードスキャン機能には、商品バーコードを読み取るとECサイトで購入できる機能がある。「WEAR」に搭載したECサイトへの導線機能で、情報を得た商品をそのままECサイトで購入することができる。この機能を巡っては、アパレル店をテナントに抱えるショッピング施設や百貨店が反発。店頭に陳列した商品をアプリで確認後、ECサイトで購入するショールーミング化を危惧した。
こうした中、パルコが試験的導入を決め、2013年11月8日から「WEAR」を利用していた。
前澤社長は「より多くのブランド様や商業施設様にWEARを安心してご利用いただくために、バーコードスキャン機能を中止することにいたしました」とコメント。バーコードスキャン機能は店頭での接客ツールとして活用できるよう、店頭スタッフ限定で利用できる機能として仕様変更する。
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