アルペンの物流倉庫で自動ロボット216台が稼働、保管能力2倍、出庫能力3倍に進化。伸び率50%超のECビジネスにも対応

アルペンは東日本フルフィルメントセンター内の1フロア約7000坪のエリアを自動搬送ロボット専用エリアへと一新し、自動搬送ロボット216台、ロボ棚数3207台、ステーション数19台を設置した

石居 岳

2021年12月2日 8:00

アルペンは千葉・印西市の東日本フルフィルメントセンターに、ギークプラスのAI物流ロボット「EVEシリーズ/P800R」を追加採用した。

1フロア7000坪をロボットエリアとして全面展開。ギークプラス社製の自動搬送ロボットとしては国内最多の採用台数となる216台が稼働する。

アルペンはビジネスの伸長に合わせて拡張できるギークプラスロボットの特性を生かし、ロボットエリアを拡張。約7000坪のエリアを自動搬送ロボット専用エリアへと一新し、自動搬送ロボット216台、ロボ棚数3207台、ステーション数19台を設置した。

アルペンの千葉・印西市の東日本フルフィルメントセンターに、ギークプラスのAI物流ロボット「EVEシリーズ/P800R」が数多く稼働している
AI物流ロボットが追加稼働している

ロボットに適合する商品を選定し、非ロボットセンターと切り分けた2拠点体制へと移行している。ロボットセンターは飛躍的に作業効率が向上。成長率が150%以上で推移しているECビジネスに対応できる体制となり、保管能力が2倍、出庫能力が3倍に進化した。

アルペンは、EC事業の成長戦略促進、多種多様な商品サイズ・SKUに対応するため、物流拠点のさらなる自動化を推進する方針。今回、自動搬送ロボットメーカーのギークプラス、物流オペレーションを担うアッカ・インターナショナル(ACCA)が共同で立ち上げた「コンサルティングプロジェクト」の支援を受けた。

アルペンはこの取り組みで、配送リードタイムの短縮など充実したサービスをEC利用者に提供できる仕組みを実現。作業生産性が国内トップレベルとなる国内最大級の自動搬送ロボットセンターを構築したとしている。

人口知能(AI)搭載の物流ロボット「Geek+」のイメージ動画
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