京都府宮津市が不要品処分の需要高まる年末に向け「おいくら」と連携を開始

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マーケットエンタープライズ
~リユース新施策導入による廃棄物削減へ~

京都府宮津市(市長:城崎 雅文)と株式会社マーケットエンタープライズ(東京都中央区、代表取締役社長:小林 泰士、東証プライム・証券コード3135、以下「マーケットエンタープライズ」)は、地域社会における課題解決を目的としたリユース事業に関する協定を締結し、2025年12月10日(水)より連携をスタートいたします。マーケットエンタープライズが運営するリユースプラットフォーム「おいくら」を用いて、不要品を捨てずに再利用する仕組みを構築し、宮津市の廃棄物削減と循環型社会の形成を目指します。



■背景・経緯
宮津市では、子どものおもちゃや絵本の回収などといったSDGsに向けた取組を行なってまいりました。しかしながら、ごみ処理費用の負担増加に加え、ごみとして排出された不要品の中にリユース可能なものが多く含まれていることを課題と感じており、市民に向けたリユース活動の周知・啓発につながるリユース施策導入を検討しておりました。他方、マーケットエンタープライズは、リユース事業を中心にネット型事業を展開し、これまで、「持続可能な社会を実現する最適化商社」をビジョンに掲げ、「地方創生SDGs官民連携プラットフォーム」への参画や、「楽器寄附ふるさと納税」実行委員会の一員として活動を続けるなど、官民の垣根を超えたSDGsへの取組に注力してまいりました。そうした中で、マーケットエンタープライズが宮津市に働きかけ、「リユース活動促進による循環型社会の形成を目指したい」という互いのニーズが合致したため、「おいくら」※1を用いた今回の取組が実現いたしました。
※1 「おいくら」とは
おいくらは、マーケットエンタープライズが展開する、リユースプラットフォームです。不要品を売りたい方が「おいくら」を通して査定依頼をすると、全国の加盟リユースショップに一括査定依頼され、買取価格・日時・買取方法・口コミなどを見て比較することができます。一度の依頼だけで不要品の査定結果をまとめて比較し、売却できる手軽さが好評で、これまでおよそ155万人(2025年6月末日)の方にご利用いただいております。
ウェブサイト:https://oikura.jp/


■宮津市の課題と「おいくら」による解決策
宮津市では、事前申請による有料戸別収集にて大型ごみの収集を行なっておりますが、大型品や重量のあるものでも、市民が自宅の外へ運び出す必要があります。「おいくら」は、希望すれば自宅の中まで訪問し、運び出しまで対応する出張買取が可能で、大型品や重量のあるものでも売却が容易にできるようになります。加えて、市では回収していない冷蔵庫や洗濯機などの家電リサイクル法対象製品も、まだ使えるものであれば買取できる可能性があり、不要品売却と受け渡しは、最短だと「おいくら」を通じて買取依頼をした当日に可能となります。なお、市民のサービス利用はもちろん、市の費用負担もありません。


■今後について
12月10日(水)15時30分(公開時間が前後する可能性があります)に宮津市ホームページ内
https://www.city.miyazu.kyoto.jp/site/gomi-sinyo/2116.html)へ「おいくら」の情報が掲載され、直接不要品の一括査定申し込みが可能になります。宮津市と「おいくら」の連携により、二次流通の更なる活性化による循環型社会の実現や社会全体での不要品削減が見込まれると共に、自治体の廃棄物処理量や処理コスト削減にもつながります。また、本取組によって、売却という形で簡単に不要品リユースができることを市民が認知することで、「廃棄ではなく、リユースする」という選択肢が増え、多様化する不要品処分ニーズに応えることができます。加えて、市民のリユースに対する意識の変化、循環型社会形成の促進につながります。この官民一体の取組によって、循環型社会の形成に向けた社会的側面・経済的側面の双方の課題解決を目指してまいります。


■京都府宮津市
宮津市は、京都府の北西部に位置し、四季折々の美しい景色と豊かな海産物・農産物に恵まれたまちです。風波穏やかな天然の良港宮津港を中心として日本海若狭湾に面し、特別名勝「天橋立」をはじめとする海岸線や大江山連峰があります。世屋高原は丹後天橋立大江山国定公園に指定されており、さまざまな自然風景をみることができます。宮津市は南部と北部が天橋立の砂州によってつらなる特異な地形を有しており、L字型に日本海を抱くような形となっています。奈良時代以降には丹後地方の政治・経済・文化・宗教の中心地として、また江戸期には北前船の西廻り航路の寄港地としても栄えました。現在はこれらの歴史遺産を活かし、年間約300万人が訪れる北近畿の観光拠点となっています。産業面では、水稲や山の芋などの農業、定置網漁業を中心とした沿岸漁業に加え、ニッケル製造、メリヤス生地製造や海産物加工などの商工業も地域の経済を支えています。豊かな自然と歴史を背景に、現在は滞在型観光地への進化を目指したまちづくりが進められています。
人口:15,650人(男性7,425人、女性8,225人)(2025年10月31日)
世帯数:8,082世帯(2025年10月31日)
面積:172.74平方キロメートル(2025年10月31日)
ウェブサイト:https://www.city.miyazu.kyoto.jp/


■株式会社マーケットエンタープライズ
マーケットエンタープライズは、ネット型リユース事業を中心に、モバイル通信事業や情報メディアの運営などその他複数の事業を展開し、「持続可能な社会を実現する最適化商社」をビジョンに掲げ、2006年の設立以来、成長を続けています。2015年6月には東証マザーズに上場。2021年2月に東証一部へ市場変更の後、2022年4月にはプライム市場へ上場しております。ネット型リユース事業では、「高く売れるドットコム」のほか、リユースプラットフォーム「おいくら」や、80か国以上への中古農機具の輸出などで事業拡大を続けており、ネット型リユース事業のサービス利用者は延べ940万人を達成しました。宮津市の「おいくら」サービス導入により、導入自治体は全国で290にのぼります。
「おいくら」自治体向け ウェブサイト:https://oikura.jp/lg/
マーケットエンタープライズ ウェブサイト:https://www.marketenterprise.co.jp/
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