自転車のあさひ、EC売上142億円で12%増、EC化率は18%。物価高で消費マインド減退もOMO強化で2ケタ増

あさひの2026年2月期EC売上高は前期比12.5%増の142.9億円、EC化率は18.0%に上昇。物価高で新車販売が低調ななか、OMO強化がEC成長を後押しした

鳥栖 剛[執筆]

9:30

自転車販売のあさひの2026年2月期におけるEC売上高は、前期比12.5%増の142億9000万円だった。EC化率は前期から2.0ポイント上昇し18.0%となった。

自転車のあさひ、EC売上142億円で12%増、EC化率は18%。物価高で消費マインド減退もOMO強化で2ケタ増
あさひのEC売上高の推移(画像はIR資料から編集部がキャプチャ)

物価高を背景に消費マインドが減退し、新車販売は低調に推移した一方、OMO施策の強化によってEC売上高は増加し、EC化率も大きく伸びた。「ネットで注文、お店で受取り」サービスの基盤強化を中心に、人気商材の確保、競争力のある価格設定、効果的なキャンペーン施策などを進めたという。

2026年2月期の全社業績は、売上高が前期比0.3%減の813億7400万円、営業利益が同28.2%減の39億3700万円、経常利益が同25.9%減の41億6900万円、当期純利益が同36.2%減の22億6800万円だった。

利益面では、原価低減や修理・パーツ販売の増加が寄与したものの、物価高に伴う買い替え見送りによる販売数量の減少が響いた。加えて、賃上げの実施や新規出店に伴う固定費の増加、基幹システムの入れ替え費用も利益を押し下げたとしている。

2027年2月期の業績予想は、売上高が前期比6.0%増の862億7800万円、営業利益が同9.2%増の43億円、経常利益が同6.5%増の44億4000万円、当期純利益が同20.3%増の27億3000万円。

売上拡大に向けては、OMOとCRMの連携強化に加え、パーツや修理・メンテナンスの販売拡大、価格是正、原価低減に取り組む。利益面では、生産工場の活用やデジタル・ITの強化を進める方針だ。

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