婦人衣料や生活雑貨の専門店を展開するパレモ・ホールディングスの2026年2月期におけるEC売上高は、前期比35.6%増の8億9600万円だった。アパレルにおけるEC化率は前期比3.6ポイント増の12.9%に上昇した。
EC施策では、CRMツールの導入、ECと店舗を連携させるOMOの強化を推進。集客施策やAI活用により流入拡大と運用効率化を進め、セッション数は前年比1.7倍に増加した。
ブランド別では、ファッションブランド「NOEMIE」において、「ZOZOTOWN」や越境ECの活用、コラボ企画への積極投資が奏功し、売上高は前年比で倍増した。
業務効率化の面では、アパレル商品の画像生成AIの活用を進め、企画・デザイン案の制作時間を短縮。さらに、サンプル商品を活用したEC掲載画像の生成により、商品登録の迅速化と運用の安定化を図った。人材面では、EC人材の中途採用を継続し、体制強化を進めている。
2027年2月期も「EC強化」を成長戦略の柱に据える。上位表示広告やAIレコメンドによる集客施策の標準化を進めるほか、詳細画像の充実など自社ECサイトの改善を推進。「NOEMIE」では、「ZOZOTOWN」を活用した認知拡大や越境ECイベント対応、コラボ企画の拡充にも取り組む方針だ。
パレモ・ホールディングスの2026年2月期の連結業績は、売上高が前期比6.4%減の140億8200万円、営業利益は同11.4%減の1億9000万円、経常利益は同9.1%増の1億7700万円、当期純利益は2100万円(前期は4700万円の赤字)だった。物価上昇に伴う節約志向の高まりを背景に、通期の売上高は前年を下回った。

