デジタルガレージとDGビジネステクノロジーは1月15日、マーケティングAIパッケージ「DG AI Drive」の新ラインナップとして、決済までシームレスに連携するAI検索最適化(GEO:Generative Engine Optimization)サービス「DG AI Drive GEO」の提供を開始すると発表した。
生成AIへの「指示・質問」を前提とした利用から、AIエージェントがユーザーの代理として商品探索から購入・決済までを自律的に行う「エージェンティックコマース」への移行を見据え、事業者の商品・ブランドがAIに選ばれ、推奨され、決済までつながる環境整備を支援する。
「DG AI Drive」は、マーケティング業務の効率化と高度化を目的としたハイブリッド型・オールインワン型のAIパッケージ。第1弾として2025年8月、AIによる広告運用自動化ソリューション、AIとクリエイターによるビジュアル制作サービスの提供を開始しており、幅広い事業者が活用している。「DG AI Drive GEO」は、その新たなラインナップ。今後も多様なAIソリューションを統合的に提供し、事業者のマーケティングDXを多角的に支援するプラットフォームとして機能拡張を進めていくという。
「DG AI Drive GEO」は検索体験の変化と「AIに選ばれる」ための新たな対策
ChatGPTやGoogleのAI Overviewsなど、グローバルテック企業による検索体験の変化が加速している。生活者の購買行動は、「検索エンジンでサイトを探す」から「AIと対話し、推奨商品という“答え”を得る」方向へシフトしつつある。
デジタルガレージグループでは、今後さらに、AIエージェントがユーザーの嗜好や履歴を学習し、比較検討から決済・購入手続きまでを代行する「エージェンティックコマース」のフェーズが到来すると見込んでいる。こうした環境変化の中で、事業者には従来のSEO対策に加え、
- AIに対して自社商品の価値を正しく学習させること
- AI経由の購買行動をスムーズに決済までつなげること
といった新たなデータ基盤の整備が求められていると指摘する。
デジタルガレージグループは、決済ソリューションとマーケティングを融合させた強みを生かし、「DG AI Drive GEO」でAI検索対策からデータ連携までを一気通貫で支援する。
AI検索での「引用」や「推奨」を獲得するための最適化
ChatGPT、Google AI Overviews、Perplexityなど主要なAI検索において、自社ブランドや商品が信頼できる「推奨候補」として引用されるよう、コンテンツの構造化や信頼性強化(E-E-A-T)を支援。米国で先行する「ゼロクリック(検索結果からサイト流入が発生しない)」トレンドの国内本格化を見据え、AIの回答画面内での露出・占有率を高めることで、「サイト遷移に依存しないブランド認知と購買動機の形成」をめざす。
AIへのデータ供給と、ECサイトのヘッドレス化を支援
ECサイトのフロントエンドを介さず、AIアプリやAIエージェントが在庫情報や商品マスタデータをリアルタイムに参照し、購買まで完結できる環境構築も支援する。あらゆるAIアプリケーションが事業者のデータを正しく読み取れる「ヘッドレス」な仕組みを整えることで、AI経由の新たな商機を創出する。
グループ連携で「AIが決済まで完了する」体験を実装へ
「DG AI Drive GEO」は、DGグループの戦略パートナー企業や大手リテール企業との連携・実証実験を見据えて展開する。金融・決済データを活用した購買予測と「DG AI Drive GEO」を組み合わせることで、「AIがユーザーの潜在ニーズを先回りして商品を提案し、そのまま決済まで完了する」という新たな顧客体験の実装をめざすとしている。
AIが社会やビジネスの構造を大きく変えつつある現在、コマースビジネスにおいて「人」と「AI」それぞれに情報を届ける設計が求められている。AIエージェントの時代が視野に入ってきている現在、当社グループは新たなエコシステムに向けて、ビジネスを社会実装していく。(デジタルガレージ 林郁社長)
コマース事業者における業務課題のひとつに、AIエージェントによる推奨・提案に依拠したユーザー購買行動への対策が挙げられると捉えている。「DG AI Drive GEO」によって、商品情報がAIに正しく認識されるようになり、その後のスムーズな決済・購買体験を実現するための重要な入り口を作り出す。(DGビジネステクノロジー 清水和徳社長)
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