ZETAは、ネオジャパン、LIVEX AIと業務提携契約を締結し、国内において主に実店舗でのリテールメディア事業を展開すると発表した。
LIVE AIとネオジャパンとは
LIVEX AIはNVIDIAおよびGoogle Cloudのパートナーで、Webやチャットにおいてテキストや音声を活用したAIエージェント「LiveX AI」を提供する米国企業。「LiveX AI」は、ホログラムを活用したアバターによるPhysical AI、デジタルパネルを活用したDigital AIをラインアップしており、2026年2月のスポーツイベント「スーパーボウル」でも採用されている。
ネオジャパンは日本企業初の「LiveX AI」の再販パートナーで、「desknet's NEO」などさまざまな業務効率化DXソリューションを提供している。
「LiveX AI」を活用した実店舗に設置しているデバイスと、EC商品検索エンジン「ZETA SEARCH」、レビュー・クチコミ・Q&Aエンジン「ZETA VOICE」、リテールメディア広告エンジン「ZETA AD」を連携。そうすることで、店頭においてAIと会話して商品を探したり、クチコミやQ&Aを参照したりするだけではなく、そこに広告を表示して店頭をインタラクティブな広告メディアにできるという。
こうした取り組みによって、ECサイトだけでなく実店舗での接点を含めた新しい顧客体験とリテールメディア広告の展開を実現し、新たな収益機会の創出とCX向上を支援する。
ECと店舗を横断したリテールメディアへの取り組みを支援
リテールメディア市場では、購買データを活用した高精度な広告配信や効果測定への期待が高まる一方、実店舗を含むオフライン接点の活用や、顧客接点そのものを広告・販促・接客へと統合する次世代の取り組みが求められている。特に店舗事業者においては、デジタルサイネージ、アプリ、検索連動型広告などを活用した広告事業の整備が進み、ECと店舗を横断したリテールメディア基盤の構築が重要だ。
国内のリテールメディア広告市場は2025年に6066億円へ拡大し、2029年には1兆3174億円規模へと成長すると予測されている。また、オンラインのリテールメディア広告だけではなく、デジタルサイネージなどを活用した実店舗型のリテールメディア広告への注目が高まっており、実店舗事業者のリテールメディア市場は2025年の1190億円から2035年に1兆円規模へ拡大すると予測されている。
こうした市場動向を踏まえ、ZETAはネオジャパンおよびLIVEX AIと業務提携を行った。「LiveX AI」と「ZETA CXシリーズ」の連携で、エージェンティックコマース時代のリテールメディアへの取り組みを進めていく。提携により次のようなシナジーが実現できるという。
- リテールメディア・AI広告領域における最先端の取り組み
日本展開を進めるエンタープライズAIエージェント「LiveX AI」と、ZETAのリテールメディア領域におけるデータ活用の知見を組み合わせることで、日本市場におけるリテールメディア・AI広告領域の取り組みを推進する - ECから店舗へ広がるリテールメディアの展開
検索行動や購買文脈を生かした広告サービスに加え、AIエージェントを顧客接点として活用することで、新しい広告・販促施策の展開をめざす。これまでECを中心としていたリテールメディア広告の活用領域を将来的に実店舗へと拡張することで、広告収益機会の拡大を支援していく
連携を通じて、リテールメディア・AI広告領域における取り組みをさらに強化していく。今後は、検索・レビュー・購買データ・接客履歴などを統合的に活用し、ECと店舗を横断した広告・販促・接客の最適化を推進することで、顧客体験の向上と事業収益の最大化の両立をめざす。
