ファミリーマートは、店内リテールメディア「FamilyMartVision」を「ファミマTV」に改称し、4月14日から順次リニューアル展開を開始する。店内デジタルサイネージを販促媒体にとどめず、「店舗体験を楽しくするメディア」として強化する狙いだ。
ファミリーマートは2026年9月に創立45周年を迎える。「いちばんチャレンジ」を掲げる取り組みの一環として、今回のリニューアルを「いちばんわくわく楽しい」「いちばん革新的・最先端」をめざす施策に位置付ける。店内リテールメディアを運営するゲート・ワンと連携し、サイネージの役割を広告配信からコンテンツ視聴へと拡張する。
従来の「FamilyMartVision」は設置店舗数が1万1000店を超え、媒体認知率は平均で約56%、10代・20代では約70%に達している。広告出稿企業数もこの4年間で2022年度比4.5倍の440社超に拡大するなど、店内メディアとしての存在感を高めてきた。
「FamilyMartVision」から「ファミマTV」への改称では、従来の“ビジョン”から、コンテンツを楽しむ“TV”へと打ち出し方を転換する。広告に加えて番組コンテンツを拡充し、視認率の向上や来店動機の創出につなげる。販促媒体の枠を超え、「生活動線上の放送局」としての進化をめざす。また、デジタルサイネージのLED化も検討し、消費電力や電気料金の削減といった運営効率の向上にも取り組む。
リニューアルにあわせ、新たな番組コンテンツも展開。4月14日からは、森香澄さんが出演するグルメ番組「秘密の夜食」を夜・深夜帯に月2本放映する。視聴後すぐに商品を購入できるコンビニならではの導線を生かし、購買行動の喚起を狙う。
6月2日からは、中島健人さんが出演する映画番組「Kenty CINEMA」を朝・昼帯に月4本放映。話題作や注目作を紹介し、レジ待ちや商品選びの時間を“映画との接点”へと変える。
また、「ファミマTV」の番組と連動した公式TikTokアカウントも4月14日に開設。店頭サイネージとSNSを組み合わせ、接点の拡大を図る。
「ファミマTV」は、全国47都道府県に広がる店舗網を基盤とした国内最大級のデジタルサイネージメディア。1日1500万人超の来店客にリーチできる点を強みに、地域や時間帯に応じた柔軟なコンテンツ編成を行う。加えて、視認率の計測や購買データを活用した広告効果の可視化にも取り組み、データ・ワンの購買データ連携型広告サービスと組み合わせたマーケティング支援も強化する。
- この記事のキーワード

