高野 真維 2022/9/28 8:00

「おとりよせネット」「朝時間.jp」などのアイランドは、インスタグラムを活用した商品や食品関連の購買に関するアンケート調査を実施し、その調査結果を発表した。

それによると、約9割の回答者がインスタグラムをきっかけに商品を購入した経験があるとわかった。購入経験がある商品ジャンルは「食品・調味料」が最も多く、インスタグラムグラムをきっかけに購入した商品のうち約9割を占めた。

インスタグラムをきっかけに商品を購入したことがあるか否か

調査結果からわかったことは以下の通り。

  • 回答者のうち約9割がインスタグラムをきっかけとした商品購入の経験がある
  • 購入経験がある商品ジャンルの最多は「食品・調味料」
  • 食品関連の商品を購入するきっかけは料理やレシピの閲覧が半数以上
  • 食品関連の商品を20回以上購入した人は回答者のうち7%

また、インスタグラムの「ストーリーズ」(スライドショーのような形式で、画像や動画が投稿できる機能)でのリンク機能は、回答者のうち2割は頻繁にクリックしていることがわかった。

「ストーリーズ」のリンク経由での商品購入について、「1回だけある」または「2回以上ある」と回答した人は、合わせて3割超となった。

「ストーリーズ」で外部リンクにアクセスするか否か
「ストーリーズ」の外部リンク先で商品購入の経験があるか否か

 「フーディーテーブル」プロデューサーの大田祥子氏は、調査結果を踏まえて以下のようにコメントを発表している。

もともとインスタグラムはユーザー同士のコミュニケーションが活発で、良好な関係が情報の信憑性につながる土壌がある。その中でも特に「食」は日常の中にあるため、購買行動につながりやすいことが調査結果から読み取れる。

現状は「インスタグラム上で認知拡大し、実店舗やECで購入する」か「ストーリーズから外部リンクを活用して購入サイトに遷移させる」というスタイルが多いように感じているが、今後はインスタグラムのショッピンク機能との連携もより強まっていくのではないか。(大田氏)

アイランドは、インスタグラムをきっかけにした商品購入は約9割にのぼっているという調査結果から、インスタグラムの商品購買への効果は大きいと考えられると分析している。

インスタグラムをきっかけにした商品購入のジャンルは、「食品・調味料」が最も多い93%、「食器」57%、「調理器具や調理家電」43%となった。これは、その商品を使った料理やレシピの投稿が購買行動に影響しているようだ。

インスタグラムをきっかけに購入した商品の内訳
インスタグラムを契機とした食関連の商品購入について、きっかけや理由

インスタグラムを契機とした食関連の商品の購入回数は、1〜5回以下が約4割、20回以上が7%だった。

インスタグラムをきっかけに購入した食関連の商品の購入回数

アイランドは、約3万人の料理系インフルエンサーやクリエイターが参加する料理インフルエンサーのネットワーク「フーディストサービス 」が運営するメディア「フーディーテーブル」のユーザーを対象に調査を実施。インスタグラムを活用した商品や食品関連の購買に関するアンケート調査の結果をまとめた。

調査実施概要

  • 調査方法:インターネット調査
  • 調査期間:2022年6月1日~2022年6月30日
  • 調査対象:「フーディーテーブル」ユーザー
  • 有効回答数:462人(男性4%、女性95%、回答しない1%)※回答数は設問によって異なる。
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