石居 岳[執筆] 2022/10/13 8:30

ゴルフ関連の衣料品や雑貨などの企画・販売を手がけるキューブは10月7日、東証グロース市場に新規上場した。

キューブは、主にゴルフ関連の衣料品、雑貨といった企画・小売り・卸売事業を手がけるアパレル企業。主力ブランドは「MARK & LONA(マーク&ロナ)」のブランドアンバサダーは、木村拓哉さんが務めていることで知られる。

ゴルフ関連の衣料品や雑貨などの企画・販売を手がけるキューブは10月7日、東証グロース市場に新規上場
「MARK & LONA」のECサイト(画像は編集部がキャプチャ)

2008年3月に誕生した「MARK & LONA」はゴルフカジュアルウェアとしてゴルフウェア業界で注目を集め、企画商品の販売を求める日本全国の代理店に対する国内卸事業、国内リテール、国内EC、海外ECを展開している。2013年7月には、ゴルフウェアブランド「MARK & LONA オフィシャルECストア」を開店した。

2021年12月期決算は、売上高が前期比49.2%増の39億7万円、経常利益は同319.9%増の6億9034万円、当期純利益は6億8199万円(前期は3億200万円の損失)。

前期は、デジタル化の推進、海外展開、オフライン・オンラインの販売チャネルの融合を推進。国内リテール、国内EC、海外ECにおいて売り上げが増加したことに加え、海外卸・国内卸においても受注が増加した。国内リテール事業による売上高は前期比40.9%増の13億4078万円、国内EC事業の売上高は同57.4%増の8億6873万円、海外卸事業の売上高は同53.3%増の11億9020万円。

ゴルフ関連の衣料品や雑貨などの企画・販売を手がけるキューブは10月7日、東証グロース市場に新規上場
事業系統図(画像は編集部が有価証券報告書からキャプチャ)

キューブは今後、ブランディングの強化、売上高と利益面の拡大を進める。自社の強みでもあるクリエーティビティーの向上、デジタルマーケティングによる顧客接点の強化を通じ、ECチャネルを中心に国内外での新規売上高の増大、過去のデータ分析に基づく需給予測による商品のプロパー消化比率の向上を実現する。

グローバル展開では、海外に向けたアプリや動画配信などデジタルを中心としたマーケティング投資を通じ、越境ECでの顧客獲得と販売拡大を図る。また、Web上での展示会やSNSなどのデジタルツールを活用し、海外向け卸売も推進する。

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