オルビスが「ORBISアプリ」をリニューアル。AIで肌を分析しスキンケア方法を提案する「肌カ.ル.テ」を実装
オルビスはスマートフォンアプリ「ORBISアプリ」をリニューアルし、AIによる分析とユーザー自身が解決したい悩みに対し、オルビスの美容理論に基づくスキンケア習慣化プログラムを提供する「肌カ.ル.テ」を開始した。
日々のスキンケアを伴走サポートする「肌カ.ル.テ」
「肌カ.ル.テ」は、AIによる肌の分析結果や質問への回答をもとに、肌の状態に対して必要なお手入れ情報や商品を提案する。サービス内容は次の通り。
1. 分析する
スキンケアやメイクのこだわりに関する全8つの質問の回答と、全15問のカウンセリングによって肌状態、悩み、使用アイテム、ライフスタイルをユーザーが確認できるようにする。また、スマートフォンで顔写真を撮影すると、AIが肌状態を分析する。
オルビスが培ってきた美容理論に基づいた「ベース肌状態」「肌悩み」の2つの美容チャートにおいて、どちらも5段階評価で肌状態を表示する。
2. コースを選ぶ
肌の分析結果に基づいたコースをユーザーに提案し、セレクトしたスキンケアコースにあわせたお手入れ方法とアドバイスを紹介する。
コースは全33パターンを用意しており、肌悩み改善プログラムの11コースと、悩みの深さや取り組みやすさに応じた3コースがある。
さらに「肌カ.ル.テ」コースに適した専用商品を用意しており、専用商品を購入したユーザーにはより具体的なアドバイスを提案する。なお、商品を購入しなくても「肌カ.ル.テ」コースは継続が可能。
3. 美容のプロに疑問や悩みを相談できる
コースごとに専属のビューティクリエイターが監修したお手入れアドバイスを日々提供する。コースごとに必要なハウツーを動画、記事コンテンツでも配信する。
また、アプリ内でのチャットを開始。チャットボットとビューティクリエイターによる有人チャットでユーザーの疑問解決につなげる。
アプリリニューアル&新サービスでCX戦略をより加速
オルビスは2018年6月、ECサイト、店舗のポイント機能に加えて、手軽に読める美容に関する記事コンテンツを配信する「ORBISアプリ」を実装。アプリ内サービスにAI解析による分析コンテンツを拡充した結果、2022年10月31日時点で460万ダウンロード数を達成した。アプリを核にCX戦略を加速している。
CRMの進化をめざすなかで、店舗のビューティーアドバイザー(BA)の接客経験、口コミから「自分の肌を理解して、肌悩みに合ったお手入れをすることが難しい」「継続できない」「悩みが解決できない」などの課題を抱えたユーザーが多くいることを認識した。
ユーザー個別の肌悩みに寄り添う連続的・継続的なコミュニケーションの実現をめざし、「肌カ.ル.テ」提供に至った。