高野 真維 2022/12/5 7:30

NTTドコモのマーケティング分野における新規事業型子会社DearOneは、アプリで提供する伴走型アプリ開発サービス「ModuleApps2.0(モジュールアップス2.0 )」が、累計8000万ダウンロードを突破(2022年11月現在)したと発表した。

アプリのリリース後もクライアント企業に伴走、グロースを支援

DearOneは、2011年10月から「ModuleApps」を用いたアプリ開発支援サービスを開始。多くの企業と共同でアプリを開発してきた。2021年9月には、「ModuleApps2.0」にサービスを刷新。クライアント企業と共同開発したアプリのグロースをめざして、アプリのリリース後もクライアント企業と伴走している。

デジタル接点の拡大が需要急増、DL数増加を後押し

ここ数年は、スマートフォンの普及とともにアプリを用いたデジタル会員証が浸透したことが、アプリダウンロード数の増加に大きく寄与したという。

アプリの導入を検討している企業からの問い合わせは急増。2022年に入ってから、3密を避ける対策や、ユーザーとのリアルの接点の代わりとなるデジタル接点を増やしたいという企業のニーズが高まっていることが理由だ。

「ModuleApps2.0」は22年11月に8000万ダウンロードを突破した
「ModuleApps2.0」は22年11月に8000万ダウンロードを突破した

DearOneは、累計アプリダウンロード数が7000万件を突破した2022年3月以降も、大手企業を中心に、多くの企業の公式アプリを共同開発してきた。たとえば、ホームセンター業界、スーパーマーケット業界、大学業界、資格業界、鉄道業界、自動車業界など。

これらの企業に対して「ModuleApps2.0」は、会員証、ポイントカード、プリペイドカードのデジタル化といったユーザー体験の向上、プッシュ通知機能を用いた情報発信によってエンドユーザーの来店頻度の向上をサポートしている。

行動分析ツールの代理店認定を獲得、LTV向上を図る企業を支援

DearOneは米国発祥の行動分析ツール「Amplitude(アンプリチュード)」の日本国内での総合代理店の認定を獲得した。「各種デジタルマーケティングツールを用いて自社製品・サービスのユーザー行動を分析し、ユーザーのLTV(ライフタイムバリュー)の向上を図りたい」という企業が増加しており、この需要に応える目的だ。

これにより、DearOneがアプリ開発を支援した企業は、アプリだけにとどまらず、Webやオフラインでのユーザー行動も一気通貫に把握し分析するサービスを受けることができる。

また、ユーザー行動の可視化を踏まえたUI(ユーザーインターフェース)・UX(ユーザーエクスペリエンス)の向上施策提案、売上向上の鍵となる行動指標の特定支援などのサービスを受けることが可能だ。

「ModuleApps2.0」とは
実店舗を運営している企業や自治体を対象にした公式アプリ開発サービス。「モジュール」と呼ばれるあらかじめ開発した豊富なアプリ機能(サンプル・ひな形)から、必要な機能を組み込むことで自社オリジナルの公式アプリを開発できる。一覧にない機能は、オーダーメイドで開発することも可能だ。アプリのリリース後もグロースをめざして、クライアント企業と伴走する。
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