商品を知ったきっかけの多くは「TV・ラジオ」、買える場所を調べる方法は「Google・Yahoo!検索」
凸版印刷のグループ会社ONE COMPATH(ワン・コンパス)が実施した商品探しに関するアンケート調査によると、
特定の商品を求めて複数店舗を探し回った経験について聞いたところ、52.5%が「経験がある」と回答した。探し回った経験のある商品カテゴリーは「食品・健康食品」が59.6%でトップだった。2位は「飲料・お酒」で30.6%、3位は「日用品」の23.5%。
一方、ユーザーの47.5%が「探し回ったことがない」と回答している。その理由は「欲しい商品が売っていなかったら別の商品を購入するから」(30代男性)など、特定の商品にこだわらず、なければ代用品を買うという声も多数あがった。
探し回った商品を知ったきっかけを聞いたところ、「食品・健康食品」「飲料・お酒」「日用品」「玩具・ゲーム」など、13カテゴリー中7カテゴリーで「TV・ラジオ」がトップ。「化粧品」は「SNS」が1位で35.1%だった。
商品を買える場所を調べた方法では「Google・Yahoo!検索」が全カテゴリーで1位で、「公式サイト・アプリ」や「SNS」に大きな差をつけている。「TV・ラジオで見聞きした商品をネット検索で買える場所を調べる」という行動が一般的になっていると言える。
商品を知ったきっかけのトップがSNSだった「化粧品」について、商品を知ったきっかけと買える場所の調べ方についての関係性を調べたところ、「TV・ラジオ」で知ったユーザーの調べ方トップは「Google・Yahoo!検索」の51.2%だった。
一方、「SNS」で知ったユーザーの調べ方トップは「Google・Yahoo!検索」が50.9%で、僅差で「SNS」が49.7%となった。化粧品に関しては、認知する方法も買える場所を探す方法もSNSを活用していることがわかる。
ONE COMPATHは、「実際に商品を探し回るかどうかにかかわらず、販売機会の損失とならないように購入可能な場所の情報提供を行うことは、より顧客=ファンを増やすための重要な施策と言える」とコメントしている。
調査概要
- 調査エリア:全国
- 調査対象者:「シュフーポイント」会員(全年齢層の男女)
- サンプル数:合計有効回答サンプル数6455人
- 調査期間:2022年12月13~19日
- 調査方法:インターネットリサーチ(自社調査)