「Amazonフレッシュ」の送料、購入金額1万円未満を値上げへ
2024年4月から、トラックドライバーの「働き方改革」の法律が適用され、現状のままの運び方が難しくなる物流の「2024年問題」が、送料値上げに影響したと見られる
アマゾンジャパンは6月1日、Amazonプライム会員向けの生鮮食品宅配サービス「Amazonフレッシュ」の配送料を値上げする。
注文金額が1万円未満(税込)の場合、従来の390円から490円に値上げする。1万円以上の場合は、従来通りアマゾンジャパンが送料を負担する。
また、1時間単位の時間帯指定について、購入金額1万円未満の場合の配送料を890円から990円へ変更する。1万円以上は従来通りの500円に据え置く。
物流業界では、働き方改革関連法の施行に伴う「時間外労働時間の上限規制」などが2024年4月から「自動車運転の業務」にも適用されることで、運送会社では収入減少によるドライバーの離職や売上減、荷主企業は運賃値上げの可能性などが危惧される「2024年問題」が課題となっている。
「Amazonフレッシュ」の送料値上げは、「2024年問題」を見据えた措置と見られる。
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