ヒマラヤのEC売上は150億円規模、小田新社長「ユニファイド・コマース化を推進していく」
ヒマラヤはEC事業の売上高が全体の4分の1を占めるまで成長していることを明らかにした。2022年8月期の売上高は589億1400万円だったことから、EC事業の売上高は約150億円に達していると推測される。
ヒマラヤは2022年8月期を初年度とする3か年の中期経営計画(中計)で、中計最終年度となる2024年8月期に、EC売上高200億円、EC化率25.0%をめざす方針を掲げている。なお、2021年8月期のEC売上高は126億円で、EC化率は20.6%。
中計達成、顧客満足度や企業価値の向上をめざすヒマラヤは、2023年6月実施の取締役会で、新たな代表取締役社長兼CEOの就任を内定した。新経営体制では、創業者として47年にわたってヒマラヤを牽引してきた現代表取締役会長兼社長の小森裕作氏が退任し、現社長室長兼販売本部長の小田学氏が新たに代表取締役社長兼CEOに昇格する。
11月29日実施予定の定時株主総会および取締役会での承認を得て正式に就任する。
小田氏はこのほど、代表就任にあたりコメントを発表した。
創業以来「お客さま第一主義」を掲げるヒマラヤは、全国に広がる店舗網と成長を続けるEC事業を強みとしている。中期経営計画(2022年8月期~2024年8月期)の2年目である当期は、自社アプリのリリースを皮切りに、積極的にデジタル投資を推し進め、リアル店舗とEC事業の融合を加速させるステージに入っている。デジタル技術が世界を包み、オフラインの時間がほぼ存在しない現代社会においては、お客さまに、今以上に好きな時にお買い物を楽しんで頂ける環境作りが大切となる。そうした利便性をさらに高めるため、これからは、オンライン・オフラインの垣根なくお客さまのさまざまな情報を統合し、1人ひとりのお客さまに対してパーソナライズされたサービスや体験を提供する「ユニファイド・コマース化」を推進する。