三井物産、日本郵便+佐川急便+ヤマト運輸とデータ連携した「Shopify」向け配送アプリ「プラスシッピング」を本格展開

Shopify Japanと提携し提供している「Shopify」向け配送アプリにヤマト運輸が連携。配送のデジタルトランスフォーメーションサービスを本格展開する

松原 沙甫[執筆]

2024年4月2日 9:00

三井物産はShopify(ショッピファイ)の日本法人であるShopify Japanと提携し、国内のEC事業者向けに配送のデジタルトランスフォーメーション(DX)サービス「プラスシッピング」を本格展開する。

「プラスシッピング」は、「Shopify」を使うEC事業者が配送依頼から配送料決済までの業務をワンストップで完結できる配送サービス。EC事業者は配送会社との個別契約をする必要がなく、配送委託をできるようになる。

三井物産は日本郵便と2022年10月、佐川急便とは2023年7月、2024年4月にはヤマト運輸と配送サービスとデータを連携。三井物産がEC配送を束ねることによって、特別配送料、配送会社を自由に選べるというメリットを提供し、ECサイトで販売した商品の配送業務のDX(電子注文・電子決済)を実現する。

また、サービスの導入によって、配送業務の最大93%を削減。ECサイトで販売した商品を消費者へ簡単・スピーディーに配送できるという。

配送委託できるのは、レターサイズから大型サイズに加え、常温・冷蔵・冷凍、「置き配」までフルラインアップでの配送モードに対応。EC事業者のあらゆるニーズを充足できる設計となっている。

物流業界ではトラックドライバーの労働時間の上限が規制される「物流2024年問題」によって、配送キャパシティーの減少や料金の高騰が顕在化している。三井物産は「プラスシッピング」の提供を通じて、EC事業者、配送会社双方の業務効率化を実現。国内EC市場のさらなる発展に貢献するとしている。

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