決済メニューにリクルートのウォレット決済「リクルートかんたん支払い」を追加、ベリトランス
導入企業は、自社ECサイトへ「じゃらん」や「ポンパレモール」のユーザーを集客することが可能になる
ネット決済サービスのベリトランスは2月19日、業務提携したリクルートが提供するウォレット決済「リクルートかんたん支払い」を総合決済サービス「VeriTrans3G」に追加したと発表した。「VeriTrans3G」を利用するEC事業者は、ベリトランスとの追加契約やシステム開発などを行わずに、「リクルートかんたん決済」を導入することが可能となる。「じゃらん」や「ポンパレモール」などを利用しているリクルート会員を集客できるようになる。
ウォレット決済とは、すでに登録している氏名や住所、カード情報などの会員情報をもとに、会員以外のECサイトで決済を行うサービス。既存情報を使うため、個人情報の入力の手間が省け、購入時の離脱を少なくすることが期待できる。
ポイントの付与や利用も可能で、集客にも一定の効果があるとされている。これまで、楽天やヤフーなど多くの会員を持つ企業がウォレットを提供している。
ベリトランスでは、2014年11月に楽天が提供するウォレット決済「楽天ID決済」を決済メニューに追加し、決済メニューの充実を進めている。
「『リクルートかんたん決済』はウォレット決済だが、決済手数料はクレジットカードの手数料とほぼ変わらない。利用するサイトも多いのではないかと期待している」(広報)としている。
ベリトランスとリクルートでは、今回の提携を機に、新規事業創出の協業も検討していくという。
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