鳥栖 剛[執筆] 7:30

ニッスイは6月16日、中期経営計画「GOOD FOODS Recipe2」(2025~27年度)で掲げる「新規事業・事業境界領域の開拓」に向け、食の可能性を引き出し新しい価値を共創することを目的に、パートナー企業および事業アイデアを募集するプログラム「Nissui Open Innovation 2025」を開始した。「健康・美容」「持続可能性」「顧客体験の変革」の3つをテーマに、6月16日から7月31日の期間に募集する。

「Nissui Open Innovation 2025」の募集テーマは次の通り。

  • 健康:新たなウェルネスソリューションの開発
  • 美容:食の可能性を引き出し、内側から輝く美しさを
  • 持続可能性:地球や海の持続可能性のための循環型フードイノベーション
  • 顧客体験の変革:手にする前から食べた後まで価値が続く体験の共創

各テーマの例の一部にはパーソナライズやサブスク定期便サービスといったD2C・ECのノウハウを求めるものも含まれている。

健康:新たなウェルネスソリューションの開発

  • 食を楽しみながら健康作りができるアプリ・サービス開発
  • パーソナライズされた目的別ヘルスケア製品・サービス開発
  • 水産物の栄養を子ども・高齢者の健康に生かすための新たな製品開発
  • 魚由来の機能性成分を生かした健康サポートの提案

美容:食の可能性を引き出し、内側から輝く美しさを

  • 美容・ウェルネス関心層向けのブランド構築とデジタルマーケティング支援
  • 美容特化型商品・サービスの開発
  • “食べて整える美容体験”のデザインサービスの開発
  • ヘルスケア・フィットネスと連動した定期配送型プログラムの設計・開発

持続可能性:地球や海の持続可能性のための循環型フードイノベーション

  • 農業や水産業で発生する副産物や未利用資源を活用した収益性のあるビジネスの創出
  • 植物性素材による代替たんぱくなどを応用した新たな食材の開発
  • 環境負荷を低減するサステナブルな包装素材の開発
  • 水産資源の持続的利用や、付加価値向上のための技術開発

顧客体験の変革:手にする前から食べた後まで価値が続く体験の共創

  • 顧客体験を向上させる、手にした瞬間から開封して食べた後の余韻までの体験を共有したくなるサービス・アイデア
  • 温度管理が不要になる革新的保存技術・アイデア
  • データ連動型のパーソナライズ機能性食品をサブスク定期便で届けるサービス
  • 高齢者施設や保育施設への定期配達と健康支援や食育連動サービス
◇◇◇

募集スケジュールは6月16日にエントリー開始、7月31日に最終応募締切。採択企業の決定は10月10日とし、12月末から概念実証計画の確定・実施開始を予定している。

応募資格は「法人登記されていること(企業規模は問わない)「プロダクトや技術を保有していること」の2つ。

募集はeiicon(エイコン)が運営するオープンイノベーションプラットフォーム「AUBA(アウバ)」を活用する。

この記事が役に立ったらシェア!
これは広告です

ネットショップ担当者フォーラムを応援して支えてくださっている企業さま [各サービス/製品の紹介はこちらから]

[ゴールドスポンサー]
[スポンサー]