アイリスオーヤマ、初の赤ちゃん用紙おむつを自社ECで販売。ヘルスケア売上高400億円に向けてベビー用品を拡充

アイリスオーヤマは赤ちゃん用紙おむつの予約販売を自社ECサイトで開始した。ヘルスケア事業全体での、2030年までの売上高約400億円に向けたラインアップ拡充の一環となる

大嶋 喜子[執筆]

6月18日 9:00

アイリスオーヤマは、赤ちゃん用の紙おむつの本格生産に着手し、6月16日から自社ECサイト「アイリスプラザ」で予約販売を始めた。赤ちゃん用の紙おむつを起点に、今後はベビー用品など衛生用品のラインアップを拡充。子育て家庭との接点を広げ、製品・サービスの提供機会を創出する。

アイリスオーヤマは新製品の赤ちゃん用紙おむつ「あんしんGenki!パンツ」の本格生産を開始

新製品のおむつの名称は「あんしんGenki!パンツ」。開発には、アイリスオーヤマがこれまでにマスク、ウェットティッシュ、ペットシーツなどで培ってきた不織布の知見を活用している。

シルキーエンボス製法によって不織布の表面の盛り上がりを大きくすることで柔らかい肌触りにし、肌への負担を軽減する。ムレを防ぎ、肌を快適に保つために全面通気シートを採用している。

「あんしんGenki!パンツ」製品イメージ

アイリスオーヤマが実施した子育て家庭向けの調査結果によると、毎月の子育て費用は平均で約2万円、そのうちおむつ代が約2割を占めているという。良質な紙おむつを手頃な価格で提供することで、子育て家庭の経済的負担軽減をめざす。

「あんしんGenki!パンツ」の製品仕様

アイリスオーヤマは、2030年にヘルスケア事業全体で売上高約400億円をめざしている。今後も生活者の暮らしに密着した商品開発に取り組む。

衛生用品のラインアップ拡充を図り、2030年までにヘルスケア事業の売上高400億円をめざす(アイリスグループの発表資料から追加)
衛生用品のラインアップ拡充を図り、2030年までにヘルスケア事業の売上高400億円をめざす(アイリスグループの発表資料から追加)

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