カウネットの配送負荷軽減策とは? 当日配送エリアに「当日選択式サービス」を導入、通常のお届け予定日を「翌日」と表示
カウネットは当日中の商品配達の必要性を問うアンケートも実施した。その結果、「全ての注文で当日配送が必要」の回答は約3%に留まり、「急ぎの場合は当日配送が必要だが、翌日配送でも対応できる場合がある」の回答が約80%にのぼった
カウネットは27月30日から、オフィス用品通販サービス「カウネット」、「ウィズカウネット」、間接材一括購買管理システム「べんりねっと」、「べんりねっとL」において、当日配送対象の注文に「当日選択式サービス」を導入、当日配送と翌日配送を選べるようにする。
当日配送エリアでは、前日18時から当日11時までの注文を一律で当日配送している。そのため、注文画面には当日配送しか表示していなかった。「当日選択式サービス」で、注文画面に通常の配達予定日を「翌日」と表示し、急ぎの場合は「お急ぎ便」または「納品希望日」を選択することで「当日」に届けるようにする。
カウネットは一部地域を除く当日配送エリアにおいて、配送時間の実態調査を実施。その結果、当日配送エリアにおける配送は全体の90%以上が18時までに配達完了していたが、当日配送に限定すると14時台から17時台の4時間に88.8%が配達完了となり、配達が集中する傾向にあることがわかった。
こうした状況を受け、カウネットは物流比率を調整し、持続可能なサービス形態を実現するために「当日選択式サービス」の導入を決定。この仕組みを通じて、これまで一律で当日配送していた物量を翌日配送に移行し、配送ドライバーの労働環境改善を図る。
カウネットは当日中の商品配達の必要性を問うアンケートも実施した。その結果、「全ての注文で当日配送が必要」の回答は約3%に留まり、「急ぎの場合は当日配送が必要だが、翌日配送でも対応できる場合がある」の回答が約80%にのぼった。
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