瀧川 正実 2015/4/20 7:00

LINEはファッションECの領域に進出する。無料通話・メールアプリ「LINE」で、100%子会社のBonsai Garageを通じ、国内外のデザイナーやブランドと、バイヤーや小売事業者をつなぐBtoB事業「LINE Collection」を2015年夏をめどに開始する。

優れた商品を制作しているが知名度が低かったり流通網を持っていないデザイナーやブランドの販路拡大、バイヤーや小売事業者には優良な商品を調達できる機会を提供するのが目的。将来的には商品を直接ユーザーに販売するBtoCビジネスも視野に入れている。

4月17日に「LINE Collection」のティザーサイトを開設した。気鋭だがまだ知られていない国内外のデザイナーやブランドの商品、と有力なバイヤーや小売店をLINEのプラットフォームと実際に取り引きを行う専用BtoBサイトを通じてマッチングする。

「LINE Collection」の仕組み

「LINE Collection」の仕組み

知名度が低かったり流通網を持っていなかったデザイナーやブランドは商品を露出する機会が増やせ、セレクトショップや量販店などの小売店は、海外や現地に足を運ぶことなく優良な商品を調達できるようになる。

「LINE Collection」で扱うのは「アパレル」「アクセサリー」「ライフスタイル」の3分野。専任の担当者がデザイナーやブランドを選定し、専売ディストリビューターとして契約する。その後、LINEプラットフォームや専用サイトを通じて小売事業者などに提供する。まずは30ブランドからスタートし、月間10以上のペースで拡充するという。

また、ラフォーレ原宿(東京都渋谷区)に4月24日~7月20日の期間限定でポップアップストアをオープン。実際に商品を手に触ったりできる機会を作る。

「LINE Collection」はLINEのコマース事業の一環。2013年12月に「LINE MALL」を開始し、LINEでつながっている友人にギフト商材が贈れる「LINE ギフト」などを展開している。

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