LINE、現地価格で海外ブランドを販売する「LINEトリップバザール」をオープン

海外の販売元から商品をユーザーに直接発送するビジネススキームを構築し、大幅なコストカットを実現

瀧川 正実

2015年7月23日 6:00

LINEは7月22日、無料通話・無料メールスマートフォンアプリ「LINE(ライン)」で展開しているフラッシュセールサービス「LINEフラッシュセール」内に、海外ブランドのファッション・雑貨などを現地価格で購入できる海外直輸入型のECサイト「LINEトリップバザール」をオープンした。

まずは、バッグブランド「Melie Bianco」やジュエリーブランド「Marida」などニーズの高いアメリカ発の約15ブランドを販売。今後ヨーロッパやアジアのブランドを追加し、年内中に100ブランドの取り扱いをめざす。

「LINEフラッシュセール」は、ファッションアイテム・コスメ・食品などを各曜日に設定されたテーマごとに、毎日1万点以上の商品を追加、1週間限定で販売するフラッシュセールサービス。2015年5月にサービスを開始した。

「LINEフラッシュセール」では曜日ごとにテーマに沿った商品を扱うが、「LINEトリップバザール」ではブランドごとに商品を販売。商品ラインナップは2週間ごとに切り替わる。新たなアプリのインストールは不要。

現地価格で海外ブランドを販売するECサイト「LINEトリップバザール」

「LINEトリップバザール」のイメージ

LINEによる主な商品選定基準は次の通り。

  • 日本未入荷で海外の芸能人や著名バイヤーなどがオススメしているもの
  • 日本では流通しているが上手にPRができずにいるもの

「LINEトリップバザール」は、海外の販売元に一定期間「LINEトリップバザール」用として在庫をキープしてもらい、受注分だけを発注する受発注システムを採用。販売元から商品をユーザーに直接発送するビジネススキームを構築し、大幅なコストカットを実現したという。

商品によって異なるが、日本で同じ商品を買う場合と比べ、1/3~1/4程度の価格で購入できるのが特徴。国際便の送料も含めて現地価格で提供できるという。

ユーザーは、海外の通販サイト利用時に必要な英語での購入情報入力、国際便・税金などの輸入に関する手続きは不要。

日本での流通網を持っていなかったり、知名度がまだ低いといった海外ブランドは、「LINEトリップバザール」の仕組みを利用して日本国内で事業を展開することができるとしている。

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