中川 昌俊 2015/11/13 10:30

楽天は11月13日、全国から選りすぐりの人気店舗が部門ごとに商品を競い優勝店舗を決定する「楽天市場甲子園」を開催する。まずは「肉」、「レディースアウター」、「メンズアウター」、「海産物」、「ダイエット関連」の5部門で開催するが今後も継続的に行っていき、さまざまなジャンルで開催していく考え。楽天では、これまで割引やポイント付与など、価格メリットを大々的に打ち出してきたが、キャンペーンなどの企画の面白さで消費者を取り込む戦略に変更してきており、今回の企画も特に出店者への負担がない形で展開する。

第1弾として「肉」、「レディースアウター」、「メンズアウター」の3部門で11月13日から11月20日まで予選を実施。「肉」部門の予選では全国6エリア(北海総東北、関東、東海北陸、関西、中国四国、九州沖縄)から、これまでの販売実績などから楽天が選出。期間内の売上高や販売個数などから各エリア予選上位5店舗計30店舗が決勝に進出する。11月27日から1週間決勝戦を開催し、優勝店舗を決定する。また、決勝ステージ後、上位3店舗に選出された入賞店舗による入賞特別販売期間を12月14日から1週間開催する。

「メンズアウター」、「レディースアウター」ジャンルでは、エリアではなく、「機能性」、「定番」、「トレンド」の3項目で予選を実施、その後各項目上位5店舗計15店舗で決勝戦を実施する。

楽天市場甲子園に参加できるのは1店舗1ジャンルのみで、複数の項目でエントリーすることはできないようになっている。

店舗の参加費などは無料で、企画ページへの掲載量なども発生しない。「楽天市場甲子園」では予選ではそれぞれ100円引きのクーポン、決勝、特別販売期間では予選で購入したユーザーに対して300円引きのクーポン、それ以外のユーザーには100円引きのクーポンを発行するが、こうしたクーポンも楽天が全て負担する。

楽天市場甲子園TOPページ

楽天では「楽天市場甲子園」を今後、楽天スーパーセールや楽天スーパーDEALと同じように楽天市場の目玉企画に育てていく考え。

楽天ではこれまで価格訴求でユーザーを増やしてきたが、こうした価格訴求一本では店舗さんが疲弊してしまう。そのため、企画の面白さでユーザーをひきつける取り組みも重要だと考え、最近では企画力で勝負するコンテンツも増やしてきている。今回の取り組みも、店舗さんには経済的負担のない形で、お客さんを誘導していく。「楽天市場甲子園」をさらにいろんなジャンルで開催するとともに、こうした取り組みを今後も増やしていきたいと思っている。(河野奈保執行役員)

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